私が所持しているアルバムの中から第36弾として、入門される方にお奨めする2枚を選びました。
ブッカー・リトル / アート・ペッパ- クァルテット の順です。
タイトル/アーティスト名 /アルバムデータ /ミニレビュー の順です。
1.ブッカー・リトル / ブッカー・リトル / 1. オープニング・ステイトメント 2. マイナー・スウィート 3. ビー・ティーズ・マイナー・プリア 4. ライフズ・ア・リトル・ブルー 5. ザ・グランド・ヴァルス 6. フー・キャン・アイ・ターン・トゥ / ブッカー・リトル(tp),トミー・フラナガン(p)(4曲),ウイントン・ケリー(p)(2曲)、スコット・ラファロ(b)、ロイ・ヘインズ(ds)
ブッカー・リトルは、リー・モーガンやフレディ・ハバードと同じ時代に脚光を浴びたトランペッターです。しかし残念なことに、尿毒症のため61年に23歳の若さで亡くなった。そのため録音が限られていました。エリック・ドルフィーとのファイヴ・スポット実況盤がなんといっても有名だが、単独のリーダー作となると、たった4枚しかない。そのなかで唯一のワンホーン作が本作です。それだけに、リトルのファンが愛してやまない究極の1枚となっている。リトル22歳、ラファロ24歳、この1年後に天に召されてしまう2人の天才が残した奇跡の名作です。
2.The Art Pepper Quart / アート・ペッパー / 1. Art's Opus 2. I Surrender, Dear 3. Diane 4. Pepper pot 5. Besame Mucho 6. Blues At Twilight 7. Val's Pal / Art Pepper(alt),Russ Freeman(p),Ben Tucker(b),Gary Frommer(ds)
ペッパー初期の名演奏中でもベストと言える作品です。この頃のペッパーは、初期ペッパーのエッセンスに満ちています。
完璧なテクニックで表現される情熱的なプレー、楽しげで的確なアップテンポのスゥイング感覚、崩れることのない心に染み入る憂鬱さが伺えます。LP盤はタイムが原盤でコレクターでは非常に貴重盤な一枚となっています。個人的にはベサメ・ムーチョが大好きです。