年金暮らしの自由人

サブタイトル:自然とお酒と音楽と
私の趣味や出来事を書き込んで行こうと思っています。

遠野のグリーン・ツーリズムについて

2010年02月07日 23時54分21秒 | 日記

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南部曲がり家内での民芸品と早池峰神楽を披露してくれた。↑

私は、ある団体のグリーン・ツ-リズムに所属しています。研修視察の目的で岩手県遠野市のふるさと村に行ってきました。講師NPO法人遠野 山・里・暮らしネットワ-クの人が説明してくれました。
研修後は昼食タイム、ふるさと村敷地内の南部曲がり家で早池峰神楽を観賞しながら、どぶろくに舌鼓し、すいとん定食(ヤマメの甘露煮)を味わった。その後、風の丘(道の駅)を視察、あっという間の時間で終わりました。
遠野と言えば、小説_遠野物語(柳田國男)、かっぱの伝説、どぶろく特区第1号
(MILK-INN-江川から始まり、(社)遠野ふるさと公社、民宿とおのでどぶろくの製造・販売している)などで県内では有名である。また、早池峰神楽も伝統文化として継承している団体(日曜日のみ披露、中学生~80歳)が存続して、今でも活動しています。大迫の早池峰神楽(花巻市大迫町で500年以上に渡って受け継がれてきた)はユネスコ無形文化遺産に登録され、既にテレビでもニュースで放送されています。
NPO法人遠野 山・里・暮らしネットワ-クについて簡略的に紹介します。

手法はクラスター型NPO(ブドウの房のような形) を採用していて、「ぬくもり」と「もてなし」の心でつくる遠野グリーン・ツーリズム. 遠野市全体が丸ごとグリーン・ツーリズムであり、資源であるとの考え方. 観光入り込み客数 ..を主な事業としている。つまり、自発的で草の根的なグリーン・ツーリズムに関わるグループを<交流と共感と協働>に基づき、それぞれが発展していくことを支援することと、1つのグループではなしえなかったことを実現しようとすることとしています。また、3つの柱を中心に活動しています。
①ツーリズム・・・資源を生かした都市住民との交流の深化と移住の促進。
②アート・・・・・伝統文化・芸能・技術・技芸の伝承と進化と応用。
③ライフ・・・・・里地・里山における循環的な生活スタイルの再興と実践。
これらに関する具体的な事業を行うことにより、社会全体の利益の増進に寄与することを目的にしている。

以前、私はNPOで働いたことがある。ひところは、全国的にNPO活動が普及した時期があり、岩手県も同じ傾向を辿った。最近では、むしろ、全国的に減少傾向にある。岩手県も例外ではない。規模を縮小するか、最悪の自体は活動休止に陥っているようです。原因としては、いろいろなケースが考えられるようですが、一方向の命令系統型は成立出来なくなってくるだろうし、成功することは困難と言えよう。むしろ、人と人とのネットワークが重要であり、その中から良いアイディア(良い考えの種)が生まれ、全員参加で取り組むことで、良い方向にベクトルが働くように思われます。