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もうすぐクリスマス


いまから57年前、5歳の私は

キリスト教(聖公会)の幼稚園に1年だけ通いました。


そこではじめて耳にした

「あなた方は、愛されている子ども」

「あなた方は、選ばれた子ども」


このフレーズが、私は、とても気に入りました。

自分を特別な子どもと思うことができました。

胸を張れるような、誇らしい気分になりました。


当時の私は、

自分のことが嫌いでした。

私は、「悪い子」と思っていました。


卒園式の時

文庫サイズの新約聖書をいただきました。

先生が赤鉛筆で、線を引いてありました。

「あなたの父と母を敬え」

「うやまえ」とふりがながあったから

読むことはできたけど、難しい言葉でした。

でも、子どもながらに理解しました。

「父と母の言うことを聞かなければ・・よい子にならなければ・・」と。



30歳になった時

これ以上「よい子」で生き続けることができなくなりました。

カウンセリングの学びをはじめたのは、この頃からです。


私は、大人になったいまも

「愛されたい願望」が捨て切れず

いつまでも子どものような

自己愛の強い大人です。


そんな弱い私を

情けない私を

醜い私を

ありのままを認めます。


もうすぐクリスマス

洗礼を受けて30年になります。








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