コミュニケーションにおいては、
言語の役割は1割、
声の質、話し方が2割程度、
表情、視線、しぐさ、姿勢、服装、髪型等が7割を占めていると言われています。
このような割合を、どのような方法で割り振ったのか、
詳しいことは知りませんが、
言葉以外の非言語も大切であることは間違いないように思います。
言葉は情報を、非言語は心情を伝えています。
親が、怒った表情をしながら、頭をなでたり、
にこやかな表情で、バカにする言葉を使ったりして、
それぞれの方向が一致していないコミュニケーションをしていると、
子供は混乱して、健全な精神の発達が損なわれます。
このようなことは、私達のような仕事をしている人達だけでなく、
多くの人が知り得ている知識だと思いますし、
仕事柄、私も注意をしている方だと思っていましたが、
まだまだ、女性のそれと比べると遥かに差があるようです。
これは、ある時、付き合いのある女性との何気ない会話の中で、
私に話されたことなのですが、非言語のコミュニケーションは、
男性よりも女性の方が数倍活用していると言う話。
察知能力が高いと言っても良いかもしれません。
これには、まいったなと思える位に納得させられました。
以前に聞いた一つの知識として、
男性脳と女性脳には違いがあり、この違いが生まれたのは、
人類はその昔、男性は狩猟に出かけ、
女性は男性との間に授かった子供を住処で育てると言う環境のなかで、
周りの女性たちとのコミュニケーション能力が非常に大切であったことで、
男性は強さが、女性はコミュニケーション能力が、
磨かれていったという説がありました。
そして、これらの脳の研究では、
女性が感情的、感傷的になったときでも、
脳の言語を司る部分を働かすことが容易に出来るのに対して、
男性は、それを働かすことが苦手であるということも認めれるそうです。
そう言えば、子供の頃から口喧嘩では男性は女性に歯が立たない多くの現実を、
多く見てきましたし、自らも体験してきたことが思い出されます。
また、昔からの老夫婦の風景。
「お~い、で奥さんがお茶を出し、ある時には、お~いで、奥さんが新聞を出す。
この男女を逆にした映像は、馴染まないでしょ。」と言われ、
これも、確かにと、非常に説得力がありました。
自分がそうだから、相手そうであるはずだ。
自分がそうだから、相手もそうであるべきだ。
これ文字にすると、これは人間関係に摩擦を起こしてしまうことは、
簡単に理解、納得も出来るとなりますが、
実際には、いとも簡単に心のどこかに置き忘れている人も多いと思います。
極端な話、食べるだけで、部屋の掃除もお風呂の掃除もせず、
一円の稼ぎもなく、時にはわがままを言うペットの犬や猫には、
腹も立たず、文句も言わない。
これって、人との違いをしっかりと認めることが出来ているからですよね。
互いが深く仲良くなっていくためには、
一人一人の人間の違いを認めることと共に、
男女の能力には違いあることも心の深いところのレベルで認め合えることが、
大切であることを、その女性によって教えられました。
文字で得た知識だけでなく、自分がその体験をし、指摘を受けると、
深く身に沁み入ります。
「我以外、皆師。」感謝。感謝。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計