
幹を太くし、上へ上へと伸びゆくには、
それを支えるだけの根があってこそです。
自分一人だけで成し得ることなど何一つあるようには思えません。
成長する木を支える根と同じように、
自分を支え、協力し、押し上げてくれた人達が必ずいるものです。
中国の故事に、
「水を飲む人は井戸を掘った人の恩を忘れない。」
とありますが、恩どころか水さえ出れば後は用無しだと、
相手にさえしなくなる人の話も聞こえてきたりします。
恩をかさに見返りを要求するような根もどうかと思いますが、
根を蔑ろにするような行為は、やがては自分の存在をも脅かすことにも、
為り得るかもしれません。

「受けた恩は石に刻み、かけた恩は水に流す。」
全ての人が、このような心根を持つ世界を望むのは夢でしかないかもしれませんが、
自分が、そんな心根を持つことは、決して夢の世界の話ではありません。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計