心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

母への愛情

2022年05月06日 | 雑感・愚見

 

2017年の中国で母親のために

20年間も女装している

50代の男性のことが話題となりました。

 

娘を亡くして以来、悲しむ母のために

男性はチャイナドレスを着て

女性として暮らしているのだそうです。

 

 

男は全員がマザコンと言う人もいますが、

マザコンの定義って何なんでしょう。

 

何でもかんでもとは言いませんが、

その多くを母親に委ねていて、

自己判断力に欠けていて、

 

母親の方もまた子供離れが出来ずに

子供の自立を阻害しているような

共依存的な関係である親子と限定するのなら

男の全員がマザコンとは言えませんよね。

 

ただ母親を愛する、母親を大切に思う気持ちの

有る無しがマザコンの判定とするなら

普通に育った男の大半はマザコンと言われても

仕方がないかと思います。

 

マザコンの言葉を

母親想い、母親孝行等の気持ちを

否定する意味を含めて使う人達の言葉には、

耳を傾ける必要はないかと思います。

 

私の印象でしかありませんが、

外国人の多くは母親を大切にしていますし、

日本人よりも母親との連絡は

遥かに多くとっているように思われます。

 

上の中国の男性の行動を

マザコンと批判する人もいるかも知れませんが、

母親想いの息子の美談となるのが

一番良いのだと思うのです。

 

と思いつつも

無粋な私としては他の可能性についても

考えを巡らせてしまうのです。

 

母親の為とは言え、

それまでの自分を滅してしまうような

やり方ではなく別のやり方があるでしょうし、

母親もまた息子の行動を止めさせないのが

どういう訳なんだろうか。

 

悲しむ母親の為と言うよりは、

母親からの愛情を求めての行動の可能性も。

 

上の中国の男性は、幼き頃より

母親の愛情が娘の方に注がれ

自分には注がれなかったと感じており、

娘として存在することで

母親からの愛情を得ようとしていると言うことです。

 

母親からの愛情の注ぎ方は、

娘と息子には違う注ぎ方となるでしょうから

男性に対する愛情の注ぎ方が

娘と違っていたからといって

母親が息子に愛情を注がなかったとは

なりません。

 

でもまあ周りがあれこれと考えてみても

母親と男性の関係の実際がどうであれ

男性が感じ取ったことが

男性にとっての事実となります。

 

もしかしたらですが、

母親想いの美談でもなんでもなく

最初は母親の為にと女装をしたけれども

それに嵌っちゃって

 

母親の為は、世間に対する言い訳で

実は、母親の為と始めた女装の快感から

抜け出せなくなっている可能性も。

 

自分を滅してまで母親孝行の男性。

愛情を求める悲しき男性。

人生を謳歌する男性。はたして………。

 

 

真実は、写真や映像には写らない。

あれはきっとこうに違いない。

あれはそうとしか思えない。

 

が自分の考えや感じたことが

必ずしも正しいとは限らないので

間違った見立てで人間関係が

壊れてしまうのは勿体ないかな。

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計



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