心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

羨む

2023年02月24日 | 雑感・愚見

 

1973年 

東京都立校の33歳の女性教師が

同僚の25歳の女性教師を毒殺しようしましたが

未遂に終わり起訴されました。

 

同僚が自分よりも先に婚約したのが羨ましかった。

と犯行の動機を供述しました。

 

 

そんな理由で殺されていたら

命がいくらあっても足らなくなります。

 

言うまでも無いですが毒殺しようって

どんな理由があっても駄目なことですが、

せめてせめてせめて

被害者の同僚の25歳の女性に

長年付き合っていた自分の恋人を奪われて

許せなかった位の理由がなければ

怒りのスイッチが入る感覚が違い過ぎて

この女性が怖すぎます。

 

人を羨んだり妬んだりするのは、

誰もが持つ自尊心が関係してくるようです。

 

自尊心は、誰もが心の内に持っている

他人から受け入れられ、

自分の存在を価値あるものとして肯定したい

感情や態度のことです。

 

空を飛ぶ鳥を見て飛べない魚が

飛べない自分を憂うことはありませんし、

水の中を自由に泳ぐ魚を見て

鳥が自分を憂うこともありません。

 

当たり前のことですが

私達一人一人は、世界中を探すまでもなく

全く同じ人はおらず替えの利かない存在であることを

誰もが知っているにもかかわらず、

 

私達は、人間社会を通して他人と接して

自分と他人との個性の違いを目の当たりにします。

 

そして、つい自分と人を比べて

自分に無いものを持つ人を見ると

程度の違いはあれ、人を羨んだり妬んだり

憂いたりする気持ちを持ってしまうこともあります。

 

この時、自尊心が低いと

他人が自分より優れている様子を見て

羨ましく思うだけでは終わらず、

妬みの感情から相手を忌み嫌ったり、

相手を引きずり落とそうとすることさえあります。

 

自分が持っていないものを持つ人を

目の当たりにすると輝かしく感じ、

自分の劣等感を突きつけられているように感じて

 

その人を不快で害悪な存在と考えて、

対象の人物を排除するために

悪口や嘘を広げて印象を貶めたり、

直接的に攻撃を仕掛けたりすることがあります。

 

一方、自尊心が高い人の場合は、

自分もそうありたいと思って

負けん気や向上心が発動して

自分を高めることに繋がっていきます。

 

 

上の33歳の女性教師が取った行動は、

妬む気持ちの激しさを表しているし、

自己肯定感の低さによって

激しい負の感情が引き起こされています。

 

良い影響を及ぼしたり、悪い影響を及ぼしたりする

自己肯定感の高低は、思い込みにすぎず

自分に害成す自己肯定感の低さは、

変えようと思えば変えることが出来るものです。

 

良くない態度を幾度となく繰り返し、

結局、それが自分に跳ね返ってくる前に

自己肯定感の改善に取り組むことは

その人にとって価値あることだと思うのです。

 

ただ東京都立校の重大な事件を起こした

33歳の女性教師の場合、

自己肯定感どうこうで話す範疇を

完全に超えているので

女性の問題は、もっと根深い所にあるはずです。

 

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計



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