心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

家事の対価

2023年01月21日 | 雑感・愚見

 

2021年に中国の民法が改正され、

離婚した元配偶者がより多くの家事を担っていた場合、

その報酬を請求する権利を認めました。

 

そして2021年2月 

法改正後に行われた初の裁判で

元夫に対して結婚生活5年間の家事の対価として

元妻に約80万円を支払うように命じました。

 

この判決について

中国国内で激しい議論が起きたようです。

 

 

また

2021年の1月にポルトガルでも

ある女性が元夫に対して

結婚生活30年間の家事労働代として

約3,100万円を求める訴訟を起こしました。

 

裁判所は、元夫に対して

約780万円の支払いを命じる判決を下しました。

 

 

えっ長年一緒に暮らしていたのは

妻だと思っていたけれど、実は家政婦だったとは。

 

そんな細かなことを言うならばと

結婚生活で夫はストレスの塗れて一生懸命働き稼ぎ

妻と家庭を庇護し擁護してきた分も

金銭に変換しろとの声が出てきたりして

ただでさえ厄介な離婚が、

さらにややこしくなりそうな気もします。

 

このようなことが一般的になりさらに

夜の御伴の分、晩酌に付き合ってあげた分、

会話をして楽しまさせてやった分、

お出かけに付き合ってやった分と

どんどんエスカレートしていったりして。

 

未来の結婚は、細かなことを取り決めて

契約を結んだ二人が、それぞれの役割を

果たしていく感じになりそうで悲しい。

 

愛とか夢のような甘い関係、浪漫等は、

アマチュアの付き合いの時に楽しむもので

国家公認される結婚には、

持ち込むなと言われている感じがして

結婚ってなんなのか分からなくなりそう。

 

日本の場合で考えてみると

確か離婚の際に受けとる権利があるとされているのが

〇慰謝料 〇財産分与 〇養育費

のような感じでしょうか。

 

〇慰謝料は、

酷いことをされた側が請求するもので

離婚の際に女性側が貰えるとは限らないので

性格の不一致が理由であるなら難しくなるとのこと。

 

〇財産分与は、

婚姻期間に夫婦で形成し維持してきた財産を

それぞれの貢献度に応じて分けるものなので

結婚前に所有していた財産は関係ありません。

 

〇養育費は、

離婚後に二人の子供を養育、監護していない親が

養育、監護している親に対して

子供が自立するまで支払う金額。

 

中国とポルトガルの家事の対価として

考えることについては

日本の場合は、財産分与か慰謝料の中に入りそうな………

 

奥さんの援助があってこそ

夫は、仕事に集中できることで

仕事でより良い成果も出せて収入が増加。

 

増加した収入は、二人の財産として

形成することになるので

財産分与、それで良いような気がするんですよね。

 

もしかしたら中国やポルトガルには

まさかと思いますが離婚の際に

慰謝料や財産分与という考えがなく

上の支払い命令は、

それらに準ずるものとしてだったら

分からんでもないような。

 

とにかく結婚生活の愛、甘い甘い関係、浪漫を

法律がぶち壊すのは大反対で

これが当たり前になると結婚に躊躇する人が

増えていきそうな気がします。

 

数百年後も数千年後も

結婚には、愛はあるんやでぇ~

言えるものであって欲しいなあ。

 

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。