心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

映画の様な話

2022年09月13日 | 雑感・愚見

 

2020年の年末 

インドネシアで行われた結婚式の会場に

現れた一人の男性。

 

その男性の姿を見た花嫁は泣き喚きながら

その男性を追いかけて会場から出ていったので

結婚式は大混乱となりました。

 

その男は、花嫁の元交際相手だったようです。

 

 

私が中学の前後の時期に

映画『卒業』を初めて見たのですが

映画の内容を物凄く簡単に単純に言うと

 

結婚式の最中に駆け込んだ一人の男性が

花嫁の名前を叫び、

その声で男の姿を発見した花嫁は、

その男性と手を取り合って

結婚式会場から走り去ると言う内容。

 

インドネシアの話と似ていますよね。

 

インドネシアの二人にも何か複雑な諸事情があって

互いが大人の選択をしようとしたけれども

最後の最後の土壇場で

愛を求める気持ちが大人の心をふっ飛ばして

と言うことなんでしょう。

 

タイムリミットが迫れば迫るだけ

判断を鈍らせる条件が

増えたり重さを増したりして

方向転換には大きなエネルギーが必要となったり

 

逆に、最後の最後の土壇場だからこそ

迷いを振り切るに必要な強い決断力が

発揮されたりもします。

 

何かの選択の後に

その人の心理がどう動いたかは説明できますが

事前に人の選択を完璧に読み解けたり、

完璧に人の選択を誰かがコントロールすることは

状況だけでは困難ですね。

 

その時、その人がどう動くのか

まあその人次第ということですね。

 

 

インドネシアの二人の選択が

正しかったのか間違っていたのか

なんてものは分かるはずもないけれども

その後の行動によって自分達の選択を

正しかったものにすることは出来そうです。

 

 

花嫁を奪われた新郎からすると

二人の行動は良いも悪いもなくて

怒りを感じることは自然だと思われます。

 

ただ花嫁の心が元カレにあるまま結婚生活に入り

夫の大きな愛で包まれた生活を送る内に

二人の間に愛情が育つこともあるだろうけれども

 

結婚生活を送る中で

自分への愛情を感じられない花嫁に不満や怒りが積み重なり

暴力をふるうまでになるかもしれず

そんな未来が待ち受けていたとするなら

花嫁が連れ去れたことによって

辛く寂しい結婚生活を送らなくて済んだことになります。

 

夫になるはずだった男性は、

色々な感情や気持ちを時薬に委ねて心を癒しながら

起きた悲劇を悲劇でなくすために

その後の在り方や行動が大切になるかなと思うのです。

 

悲劇にネガティブな感情という燃料を

注ぎ込み続けると心の中は大火となって

多くのことに延焼させてしまいかねません。

 

大抵の過去の悲劇は、

現在や未来の良い結果が違うものへと変えてくれます。

 

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計



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