2010年、アメリカのネブラスカ州で
24歳の男性が21歳の女性に向かって
「デブ」って言った次の瞬間、
女性は男性に襲い掛かり右耳を食いちぎりました。
21歳の女性が24歳の男性の耳を
食いちぎっ………こわっ!
この21歳の女性の行動は衝動的ですが
自分のことを『デブ』と言った相手は、
耳を食い千切られても当然との設定が
無意識にあるということです。
このレベルの仕打ちを受けたらの設定は、
個人によって違うものはありますが
耳を咬みちぎるってのは、やり過ぎでしょう。
良いように考えると躊躇なく
銃や刃物で攻撃する人よりはマシかも。
感情が高まって噛み付いた人間の90%が
アルコールの過剰摂取が関係しており
酔っ払ったり、興奮することで起きる
本能を起因とした感情反応との研究結果があるようです。
よく犬が人を咬んでもニュースにならないけれど
人が犬を咬んだらニュースになるとは言うけれど、
有名人の場合、犬を咬まなくても
大きなニュースになる訳で、
噛み付き事件で有名なのは、
1997年のWBAボクシング世界タイトルマッチで
挑戦者のマイク・タイソンが
王者のホリフィールドの耳を試合中に噛みちぎった事件。
もう一つは、世界が注目するサッカーのブラジルW杯で
ウルグアイとイタリアの試合中に
ウルグアイのスアレス選手がイタリアの選手に噛み付いた事件。
後にマイク・タイソンは、噛み付いてしまった原因について、
王者のホリフィールドから頭突きをかまされ
レフリーに幾度かアピールするも
偶然のバッティングだと流され、
自分のパンチの距離に入るとクリンチ(抱き着く)されるわ、
何度も頭突きを見舞われるわでキレた!
「ヤツを殺したいと思ったから噛み付いた。
頭突きをされたこともそうだけど全てに頭に来ていた。」
ある女性が、タイソンにレイプされたと告発した裁判で
裁判所はタイソンの言い分を認めず、
証拠が何もないまま有罪判決を受けて
全盛期に3年半囚役したことがあった後に、
今度は、リングでレフリーに故意の頭突きを流され、
もう全員が敵だと思ったとのこと。
全員が自分が無様に殴り倒されることを願っている。
公正であるはずのレフリーまでもがと。
こんなふざけた試合なんて
もうどうでも良いとなったんだろうね。
スアレスの場合、
それまで試合中に2度の噛み付きをしていて
3度目がよりによって世界中が注目するW杯でやっちゃった。
スアレスの場合、試合では相手ディファンだーと
激しく凌ぎ合うし、身体的接触もするだろうし、
アルコールは入っていないけど興奮状態であることは確か。
耳とか身体の一部を噛みちぎるような
悪質というか強烈なものではないけれども
しっかりと歯形が残るほどの噛み付き。
有名な噛み付き事件のスアレスとタイソン、
どっちの闇が深いんだろうね。
上の二人には当てはまらないとは思いますが、
他人を容易く攻撃する人の心の中は、
自分に自信がなく、不安で一杯だったりします。
なので侮辱されたと感じるような言葉や態度に敏感で
先々を考えることなく反射的、感情的、衝動的に
相手を言葉や物理的な攻撃をして黙らせることで
自分の精神を守ろうとします。
このような傾向が強い人の場合は、
他人の言葉や態度が銃弾かのように
神経を研ぎ澄ましているので
腹が立ったら耳を噛みちぎるに似たことを
繰り返す可能性が高いと思われます。
理不尽な攻撃を受けた方にしたら堪りませんが、
自分を護るための行為だと正当化しているので
その結果、逮捕~ならその人にとっては、
まだ良いのかもしれません。
でもなあ自分がいつも狩る側であるとは限らず
噛み付かれた相手が普通の人じゃなくて
普通じゃない反撃を喰らって………