２０００年 フランスでトルコ出身の男が、
結婚初夜に妻が処女でなかったことに腹を立て
妻をナイフで傷つけ逮捕されました。
フランスの裁判所は、トルコ出身の男に
４年の禁固刑を言い渡しました。
また、別の記事では
イスラム教徒同士のカップルで妻が処女と偽っていたとして
夫が結婚の無効を求めた裁判で
フランスの高裁は、夫が勝訴した一審判決を破棄して
結婚を有効とする判決を下しました。
トルコは、人口の９９％が
イスラム教徒とされていたはずなので
倫理観や道徳観は、イスラム教の教えが
ベースになっていると思われます。
イスラム教の教えでは、
基本、結婚前の男女の交際は御法度なので
男女共に貞淑であることが求められているようで
偽って結婚した非処女の妻が
石打ちの公開処刑となったところもあるようです。
とは言え、
イスラム教にも色々な宗派があるので
宗派ごとに考え方が違ってはいるように
貞淑であることについては、
敬虔なイスラム教徒だけのようです。
イスラム教の貞淑を求める考えについて
理解は出来るにしても
結婚初夜にナイフで傷つけるって
いやいやそれはさすがにアカンでしょう。
また結婚の無効を求めた裁判についても
イスラム教が浸透している国での裁判であるなら
また違った判決となることもあるでしょうが
フランスでの裁判だからなあ。
現在の日本の価値観は、
結婚相手の女性に処女性を求める気持ちが
全く無いとは言いませんが、
そこまで重要視する人は、
かなり減ってきているように感じます。
人の価値感は、人それぞれだと思うので
結婚相手に処女性を求める人の是非について
他人が何か言うことは出来ないと思うのですが、
幸せな結婚生活を送るために重要なことは、
異性として強い魅力とか尊敬できるとか色々とありますが、
価値観の違い、一つの価値観の重さ等が
大きく違わない人同士が結ばれることって
かなり上位にくるように思うんですよね。
文句を言われたり、怒られたりしても
素直に聞くことが出来たり、
喧嘩しても楽しく喧嘩出来たり、
何より毎日一緒にいるのだから
心落ち着くわ～と感じられることが重要かなと。
