心の扉 神戸カウンセリング花時計

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狂言誘拐

2024年08月16日 | 雑感・愚見

 

2004年 自宅の妻に電話した夫が逮捕されました。

 

自宅の妻に『お前の旦那を誘拐した!』と

脅迫電話をかけたとして43歳の夫が

石川県警に逮捕されました。

 

夫が声色を変えていたので妻は、

電話の主が夫だと全く気が付かなかった。

 

 

これ夫が妻を驚かそうとしてドッキリ電話をしたはずが

迫真の演技が思った以上の出来だったことで

電話を丸ごと信用して警察に通報してしまったから

誘拐事件、大事件と警察が出動。そして、夫が逮捕と。

 

だとしても軽い気持ちで悪趣味な悪戯電話をかけた夫の

自業自得としか言いようがない。

 

他に考えられるのが、妻に内緒で使い込んだ家のお金を

誤魔化すためにとか、妻から渡される毎月のお小遣いが少ないから

自由に使えるお金を得ようとしたとか、

まあよく分からんけれども自業自得だねえ。

 

 

以前、修学旅行のバスの依頼を忘れたことを

何とか誤魔化そうとした狂言事件を書かせてもらいましたが

日本の狂言事件の類は、前の事件を忘れた頃にチラホラと

報道があったように思います。

 

随分と長い間、日本では起きていないんじゃないかと、

だからそろそろ起きても良い時期かもね。

もしかしたら全国的な報道が無いだけで

片隅では起きているのかも知れませんが………

 

 

自作自演の誘拐事件(狂言誘拐)は、

日本独特の事件じゃなくて世界でも起きているらしく

やらかした犯人の理由は様々のようです。

 

 

1992年12月

25歳のグレンサイドが英国ハーベンデンの

講師を務めるフィットネスクラブのエアロビクスクラスに現れず

駐車場に残されたグレンサイドの車の傍に

防犯アラームが落ちていたことから警察は捜索を開始。

 

その後、発見されたグレンサイドは、

二人組の男に目隠しをされ36時間拘束された末に

性的暴行を受けた後に開放されたと話した。

 

拒食症を患っていたグレンサイドが

食べ物や酒が出るクリスマスパーティーへの参加を避けるため

誘拐を偽装したことが判明。

 

ただ一言、パーティーには参加しないと

言えば良いだけのことなのに、それを言うことで

悪く言われるかもと不安に思ったのか、

拉致監禁、性的暴行を受けたとトンデモない嘘を………

 

自分が拒食症であることを同僚らに隠したかったのか、

それとも悪者にされることを恐れるあまりにだったのか、

なんにせよ不参加のためにつく嘘なら誰にも角が立たず、

害のない嘘なんていくらでもあるだろうに。

 

拒食症を患っている人の場合、

他人の気持ちを気にするあまりに

相手を完全に悪者にしようとするためなのか

超攻撃的に主張をしたり、

 

普段は自分の気持ちを隠すように抑えて

溜りに溜まった時に爆発することが多いかもね。

なので、やわらかな交流が出来るように

なることが大切かな。

 

 

2005年4月 

ウィルバンクスが婚約者のジョン・メイスンとの

600人の参加者が予定されていた

結婚披露宴の3日前に行方不明となったと警察に通報が入った。

 

彼女は、ニューメキシコ州で発見された際に

男性と白人女性の二人組に拉致され性的暴行を受けたと

警察に話しましたが、

事件の真相は、結婚に強い不安を抱いていたウィルバンクスが

結婚から逃走しただけだった。

 

マリッジブルー?

だとしてもこれも正直に話していれば

ここまで大事にならなかったように思うのですが、

 

嘘をついたことで偽証罪で2年の保護観察と

120時間の社会奉仕とカウンセリングを受けることを義務付けされ、

そして、市に対して13,250ドル、

警察に2,550ドルの捜索費用の支払いを命じられた。

 

 

2014年4月

フロリダ在住の16歳のラベンダーから

父親に誘拐されたと電話をかけてきたが

真相は、2日前に分かれた元交際相手の気を引くため

誘拐を偽装した。

 

う~ん………まだ16歳だしな。

警察からキツイ説教を受けて、反省文を書いて

父親から木製のおたまでお尻をぶっ叩かれて

それ以上は、許しちゃうしかないかあ。

 

 

2018年10月

武装した二人組の強盗がアンダベルデと

妻ヘルナンデスの自宅に押し入り夫のアンダベルデを連れ去った。

 

この誘拐強盗事件は、夫のアンダベルデが

友人とパーティーに出かける際の口実として

誘拐を偽装したと自白。

 

これノリと勢いでドッキリ的に決行したとしても

やり過ぎな事を分からない愚かな夫と仲間達となるし、

友人達とのパーティーに参加するためには

ここまでのことをやらなければ参加できないとなると

この夫、普段どれだけ自由がないねん。

 

 

2019年12月

16歳のサンチェスが母親と徒歩で外出中に

乗用車から男2人が飛び出して

サンチェスを車に引っ張り込んだ。

 

これはサンチェスが母親から

ホンジュラスに転居するかもと話されていたことに腹を立て

23歳の交際相手と仲間の計4人と共謀して

誘拐を講じていた。

 

またまた16歳の女性かあ………

これ転居を匂わした母親への抗議と抵抗の意味と

母親を心配させてやるの仕返しかもね。

 

どんな理由であれ、これだけの大きなことをしでかしたのだから

16歳の女性は………………まあ許すとしても

23歳と愚かな仲間達は、罪は免れないでしょうね。

 

 

自作自演の嘘の誘拐であっても立派な犯罪行為なので

ちゃっちゃら~♬ ドッキリでしたあ。

日本の43歳の夫のように冗談では済まないこともあるし、

 

狂言の内容が強盗や誘拐となると大々的に報道されて

その内容が下手をしたら

徹底的に夫を悪者に仕立てる切り口になると

罪状よりも人としての信用が失われることの方が

大きいなダメージとなりかねません。

 

メディアの書き方、報道の伝え方一つで

人の印象は、どうにでもなるからね。

なので何かの目的を達するための手法として狂言は、

かなり子供っぽいし、愚かな手法かと。

 

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


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