2019年 フランス南西部で
刑務所に入りたくて窃盗を繰り返していた男が
念願かなって逮捕されました。
犯人の男の供述によると、
受刑者が清掃等と引き換えに
観ることが出来るアダルト系の有料テレビを
視聴したかったとのことです。
???????
こんなの全く訳分からんぞ。
有料テレビでだけ見ることが出来る作品?
だとしてもわざわざ刑務所に入らなくとも
自宅で有料テレビ契約をして視聴すればと思うのは
私だけなのでしょうか。
今日、明日の食事がままならない生活困窮者も
どうしても見たくなる有料番組?
フランスの検察が男が供述した動機を
疑いなく受け入れたとするなら
それなりの納得できる理屈が有るのだとは思うのですが
通りすがりの部外者でしかない私には、
到底考えが及ばないんですよね。
人間心にゆとりが無くなると
目的を果たすための手段として
あまりにも安直な行動を
選択することがあるようです。
ー旅行会社の社員が修学旅行のバスの手配を
忘れたことを誤魔化すために
修学旅行を中止しないと
自殺するとの手紙を学校に届け、
学校は深夜までかけて
生徒全員に参加の意思を確認し、
予定通りに修学旅行は決行となったのですが
出発当日に、
バスが来なかったことで全てが明るみに。
これ新聞の記事になっていましたよね。
ー横浜市南区で開催予定だった
パラリンピアンの講演会の
担当の20代の女性職員が
会場の予約を忘れました。
そのミスを隠すために
「講師が体調不良になった。」と
上司に虚偽報告をして中止にしたことが発覚。
旅行会社の社員も講演会担当の女性社員どちらも
多くの仕事をこなすなかで一つが抜け落ち、
その一つの大きなミスに動転して
あまりにもお粗末な対処をしたのだと思うのです。
講演会担当の女性社員は
色々な方面に迷惑をかけ、
旅行会社の社員の方は、迷惑に加えて
学校を脅していますから
迷惑を越えて事件になってますよね。
それだけの責任感と罪悪感を感じる
真面目な人だと思われるので
ミスした後の行動がなあ惜しい。残念過ぎた。
そんな時こそ大きく深呼吸をして
気持ちを落ち着かせて
まずは自分のために動くことよりも
迷惑をかけた各方面の方々のために動く気持ちを
取り戻して欲しかったですね。
ただ第三者の立場の時に
正論を述べることが出来ることと、
自分が実際に窮地に立った時に
正しい選択が出来ることとは
必ずしも一致しているとは限りません。
何せ大抵の場合、
突然にそれが起きますからね。
なので普段から動転した気持ちを
素早く落ち着かせて
無茶苦茶な対応をしないように
心がけておきたいものです。
何でもやればよいと言うものでは無い。
何をやるにも経過も結果も大切。
結果の先のことは、もっと大切。
by 小野田 寛郎