木村伯龍のひとり言

大阪のミナミはアメリカ村の占い師の日記

今を見て、その時を見ず!

2007-10-08 21:02:09 | Weblog

ずいぶん前のお話です。知り合いのエステのママがひょっこりと事務所に顔を出して「龍元ちゃん、どう思う?」と聞かれたので「何ですの?」と聞いたら「三年、経理を任せていた男が、急に居なくなったと思ったら、店の売り上げを持っていなくなったのよ!とても大事にして、給料も他の人よりは高いし待遇もずいぶん良かったのに!」と真剣に言うので「任せきりにしていた訳ではないんでしょ?」と聞くと「すべて経理は任せていた」と言うので「そりゃ持って逃げた男が一番悪いけどママも悪いよ!」と言うと「なんで私が悪いのよ!」と言うので「たとえば、ここに三年飼っている猫がいるとします。この猫は自分になついていて自分のいう事はよく聞きます。ある日、隣の主人が魚釣りに行って大きな魚を釣って帰って来て、おすそわけで一匹大きな魚を貰ったとします。テーブルの皿の上に置いてあっても、猫は食べません!たとえ床の上に置いていても、ご主人が見ている限りは食べません。しかし、自分がトイレに行って帰ってくると、猫と魚は居ないはずです。取って逃げた猫が悪いのか猫の前に魚を置いた自分が悪いのか?と言うお話ですから、置いたママがよくありません!」そう言うと「これも、勉強ね!」とにっこり言うので「うん!」と答えました。


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