今だから…昭和さ ある男のぼやき

主に昭和の流行歌のことについてぼやくブログです。時折映画/書籍にも触れます。

昭和歌謡大全集・99年夏 前編

2006-07-27 04:17:37 | 歌番組

この99年・夏放送の「昭和歌謡大全集」が我が家最古の「昭和歌謡~」であります。
今回改めて見直してみて感じるのは、もう7年も前なのかということ。
出演者も若い、CMも懐かしいものだらけ…。
そんな私の思いを多々に交えながら、ご紹介したいと思います。

OP
後ろに映ってるのは菊池章子・二葉あき子
玉置さん、顔にツヤがあります。しゃべりによどみがありません。
昭和九年会だから、当時65歳。どおりでまだ若いはずです。
チータも今よりは声がすれてません。

玉置「さあそれじゃあ懐かしの歌声の名調子で幕を開けたいです
トップ「老いたる者には過ぎにし青春の郷愁を、若人には呼べど逝にて再び帰り来たらぬ古の幻を、さらば参りましょう昭和歌謡大全集


「なつかしの歌声」に触れてる(驚)
今とは段違いの濃さ…。

VTR
翌年5月没
岡晴夫「憧れのハワイ航路」(44年9月30日放送・なつかしの歌声)

何と驚愕のフルコーラス!
1コーラス続出の現在では100%考えられません。
7年前、この曲を聴いて、えらく感動したのを思い出します。
病気でやつれて、別人のように衰えてるオカッパルですが、声は出てるんですよね。
声質はまるで変わってますが…

CM明け、司会者3人のトーク。
「昭和は63年間。前半・後半に分けるとするとチータが生まれた年(20年)に線引きするのが一番しっくりくると思う」と玉置。
さらに、今回は戦後に絞って、2時間…としないと収まりきらないと、今回は戦後がメインの特集であることを示唆。

VTR
SKD出身

並木路子「リンゴの唄」(47年大晦日放送・年忘れ大行進)

この人はまだ現役
田端義夫「かえり船」(48年1月27日放送・なつかしの歌声)

淡谷のり子が蹴って回ってきた曲
菊池章子「星の流れに」(45年大晦日放送・年忘れ大行進)

まさに戦後流行歌の王道中の王道と言える3曲。
「かえり船」ではトップが復員時の想い出を語ってます。これが泣かせます。

CM明け、トーク。
ゲスト:田端義夫、二葉あき子、菊池章子、並木路子

この年、二葉あき子65周年・並木路子叙勲であったそうです。
VTRを見ての感想。
大きいお目目がチャーミング
並木「自分で言うのも何なんですが…あんなに可愛かったかなあって(笑)

正直人間
菊池「良い声だなァって(笑)

VTR
今は広島で余生を送る

二葉あき子「さよならルンバ」(45年10月13日放送・なつかしの歌声)

ミスター審査委員長
近江俊郎「湯の町エレジー」(49年大晦日放送・年忘れ大行進)

二葉あき子のVTR紹介では、11月18日には記念リサイタルが催されると紹介。
この頃はまだまだ現役であったんですね…。

CM明け、幼少時に聴いた歌は忘れられないというチータのMC
VTR
野生的な歌声

伊藤久男「イヨマンテの夜」(48年10月14日放送・なつかしの歌声)

当時64歳!
市丸「三味線ブギウギ」(45年大晦日放送・年忘れ大行進)

お隣は二葉あき子
林伊佐緒「ダンスパーティーの夜」(45年10月6日放送・なつかしの歌声)


このVTRの「イヨマンテ~」が私の手持ちの映像の中では一番好み。
伊藤久男の♪ア~ホ~ヤイヤ~ という声が一番良く出てる。
市丸姐さん、これ以降VTRが「昭和歌謡~」で流れていません(泣)。
とにかく粋な姐さん、素晴らしい。若々しいです(^▽^)
林はキャバレーのセットでの歌唱。下には東海林太郎や渡辺はま子が。

CM明け
13回忌ということで、昭和62年没のスタァ:石原裕次郎・鶴田浩二を偲ぶコーナーを設けてあると紹介。
しばし、当時の日活映画の話をした後、裕次郎特集へ。

VTR
石原裕次郎「嵐を呼ぶ男」(32年・日活映画「嵐を呼ぶ男」)
石原裕次郎「夜霧よ今夜も有難う」(42年・日活映画「夜霧よ今夜も有難う」)
勝新太郎「夜霧よ今夜も有難う」(63年7月19日放送・にっぽんの歌)
自分に酔ってます
勝新太郎「港町・涙町・別れ町」(63年7月19日放送・にっぽんの歌)


勝新太郎は世良譲カルテットの演奏での歌唱。
美声です、さすがは長唄の芸人の息子だけあります。

CM明け
「古賀メロディーは今の歌謡曲の素となっている」とトップのMC
VTR
人間は猿が祖先です

藤山一郎「影を慕いて」(57年11月15日放送・にっぽんの歌)

元祖アンチ・エイジング
田谷力三「恋はやさし野辺の花よ」(48年1月6日放送・なつかしの歌声)

藤山のVTRでは木村義夫がギター担当。
田谷力三は年齢を感じさせない若々しさ(当時73歳)!
トーク
ゲスト:塩まさる・島倉千代子
お千代さん、若い!
東海林太郎生誕百年ということ東海林太郎にまつわるトーク。
塩まさるはこの年(99年)の「夏祭りにっぽんの歌」で「名月赤城山」を歌った話が。
塩さんクラスもこの頃はまだテレビで歌ってたのね(泣)
島倉千代子は東海林太郎にファンレターを送った話。
東海林・島倉の映像は、デュエットなのに目線があってないと玉置がツッコム。
参考
横目で見てる気が…

VTR
カラーテロップが時代を…

東海林太郎・島倉千代子「すみだ川」(46年7月22日放送・なつかしの歌声)

不自然な整髪
塩まさる「九段の母」(46年大晦日放送・年忘れ大行進)

トーク
ゲスト:塩まさる
トップ中心による映画主題歌の思い出。
トップは戦前、塩まさるの実演を客席で見てるそうだ。
VTR
元祖ビジュアル系(笑)

霧島昇「旅の夜風」(48年2月17日放送・なつかしの歌声)

ホントは平壌出身
小畑実「湯島の白梅」(47年8月26年放送・なつかしの歌声)

ハワイ生まれの2世
灰田勝彦「新雪」(48年2月24日放送・なつかしの歌声)

霧島のナレーション、トップ思いっきり噛んでます(笑)
トーク

ゲスト:塩まさる
「地獄の顔」スチール写真
追悼・水島道太郎(99年3月23日没、87歳)。
俳優引退後も、歌い手としてチョクチョク「年忘れ~」「夏祭り~」に出演していたそうであるが、私は当然見たことがありません(泣)
…申し訳ない、といいますかまったく知りませんこの方m(_ _)m
最期のステージが、塩まさるとだったそうである。
塩「またあの人の時代を作ろうとせっかやったのに・・・本当に惜しい
…塩さん、ホントにアナタは心身共にお元気でしたのね、この頃は。
VTR
震える手で握手
水島道太郎、ディック・ミネ「夜霧のブルース」
(61年大晦日放送・年忘れにっぽんの歌)

「夜霧の~」は、水島主演「地獄の顔」主題歌。
ミネはそれ以来亡くなるまで親交があったそうである。
椅子に座ってるのはミネの足が悪くなっているためと思われる。


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