はるのほっぺ

備忘録です。仕事柄、政治の話題が中心です。

狙われた「安晋会」!

2006年01月17日 | 政治
小嶋社長、核心で証言拒否 安倍氏への働きかけは認める (朝日新聞) - goo ニュース
注目の証人喚問。予想通り自民党の質問は低調。
怒りに満ちている方々から見れば、喚問妨害にしか見えませんでした。
今回の主役は「補佐人」でした。見事な立ち振る舞いで、あれだけの国会議員を煙に巻くことができたのですからたいした実力です。
そして共産党の穀田議員が、証人と補佐人のやり口をとがめたのには拍手を送ってあげていいでしょう。こういう時は共産党議員も必要だなぁと思ってしまいます。
もう一つの予想通りは民主党の質問。長妻議員の伊藤公介ファミリー企業に関するもの、馬淵議員の被害者説明会での小島証人の発言記録。
前半の自民党・公明党の質疑で証言拒否を繰り返しただけに、時間が少なかったなかで発言した内容が際だってしまい民主党にとって好都合の結果でした。
なかでも、安倍官房長官の政策秘書の存在が浮上したのは今後の展開を注目させるものになってしまいました。
自民党もプロジェクトチームを結成していたわりに、あまりガードを固めていなかったのが気になります。
もしかして分かっていたのでしょうか。それならば森派の衛藤議員が先に質問をして証言させることもできたはずです。
しかし産経新聞の新春ポスト小泉に関する座談会では、衛藤氏は福田康夫応援団でしたね。協力する訳はないか。
いよいよ20日から始まる国会が楽しみになってきました。
結局、今回の喚問でも安倍官房長官の名前を出させたのも、小泉首相を中心とする改革派自民党と守旧派の対決の仕掛けであろうと想像しています。
民主党はこぞって安倍官房長官の参考人招致や、政策秘書の証人喚問だと声を大にして叫ぶでしょうね。
その方が安倍首相を望まない人には好都合ですから。
ポスト小泉戦争が始まったということですね。とすると、ホリエモン事件はどちらが仕掛けたのか分かりやすくなってきます。
最後に、知り得た雰囲気では、「安倍はイヤだ」というパーセンテージが結構高いんですよね。世論調査の人気度負けないくらい、党内の不人気度は高いんです。結局こうした状況を招いているのは、国民から見えない部分が多い本人の活動を、すぐ側や近いところで見ている人の率直な意見でもあるのでしょう。
何故、小泉首相が官房長官に指名したか。それは毎日テレビでその顔を放送してくれるからです。国民はレベルが高くないと思っている証左です。
自民党総裁選を国民投票にしたい理由が見え見えです。

ホリエモンが犠牲者?証人喚問の問題を吹っ飛ばす!

2006年01月17日 | 社会問題
堀江社長がおわび 市場にライブドアショック (共同通信) - goo ニュース
わざわざこのタイミングでと国民の多くの人が思っているでしょう。
どこかに情報操作のニオイが漂います。
かって国策捜査と叫んでいた外務省の職員がいましたが、これらはどうなの?と考えさせられます。
メディアのホリエモン叩きもこれから熱を帯びてくるでしょう。
そもそもIT企業関係の本業は横ばい状態で、M&Aで利益を上げてきているだけであったのは誰もが知るところ。そしてその手法に関しても手荒なことをしてきているのは業界では黙認してきていたのではありませんか。
それをいきなり叩き切るとは恐れ入ります。
普通に考えれば、何か思惑があるのかと勘ぐられるのが落ちではないでしょうか。
それにしても、可愛そうなホリエモン。大人の世界の恐ろしさを身をもって体験させられています。もう少しで経団連の一員になれるところだったのに。
せっかく上がってきた株価もこれで不安定になりますよね。もちろんライブドア株はストップ安です。(正午の報道)
日本経済も関係なしに守りたいものは何なのか。これからの国会中継が見物です。