はるのほっぺ

備忘録です。仕事柄、政治の話題が中心です。

受験シーズン突入へ

2006年01月08日 | 社会問題
今日はいろいろな人と会う機会がありました。そのなかでもこの時期の特徴でもありますが、受験を控えた子供たちの真剣な表情にはある種の感動を覚えます。
おそらくこれまで成長してきている過程でこんなに真剣になるのは受験が初めてなのでしょうね。
様変わりしている一つに、不登校の中学生がが高校へ進学することの厳しさです。親の気持ちはわかるのですが、不登校を続けていた子供が高校へ進級することで突然変化する可能性が少なそうに思えます。私の時代は不登校という現象が少なかったというより皆無に近かったことを思い出すと現代社会の抱える重たい問題でもあるのでしょう。
もう一つに少子化の影響で、学校の数に比べて子供たちが少ないという現象があることです。特に大学は深刻な事態なのでしょう。ほーっという感じで聞いていたのですが、10校近くを受験するようなんです。しかし1校に絞り込むのですから、定員割れするだろうな、大学の経営も大変な時代に突入していくんですね。
今後は大学や高校からの売り込みが盛んになっていきます。想像するに「個性を伸ばす」という感じで、多様化する子供を全部取り込もうとするでしょう。
ここで心配するのは、幼い頃からの道徳やモラルの欠如している段階のままなのに、個性を主張させることが果たしていいことなのか。
個人的には義務教育を終了してからも、20歳くらいまではキチンとした教育の方が望まれていくと思っています。
家庭や地域で育みきれなかった補完を学校教育でする時代になっていくのでしょう。そして勉学に励みたい人は、自らの意志で更なる研究機関を求めていくことになりそうです。
教育という世界でも格差が確実に生まれています。この転換期に教育機関の関係者も頭を悩ませているでしょう。
日本が抱える深刻な問題です。