府中グリーンプラザにて、年5回くらいの割で、
“日本映画を芸術に昇華させた巨匠10人の監督特集”として、
2本立ての昔懐かしい映画を見ることが出来ます。
9月は「浪花の恋の物語」と、「にっぽん昆虫記」でした。
「浪花の恋の物語」(1959年・東映)は、
近松門左衛門作の人形浄瑠璃「冥土の飛脚」と、
それをもとに作られた歌舞伎「恋飛脚大和往来」を、
成沢昌茂が脚色し内田吐夢が監督。
作者である近松門左衛門を狂言回しに登場させ、
物語に奥行きをもたせた構成が高く評価された。
キネマ旬報7位。
出演者の中村錦之助・有馬稲子はこの映画をきっかけに結婚し、
近松門左衛門役の片岡千恵蔵は眼光鋭く独特の雰囲気での存在感。
子役でちょくちょく出ていた可愛い女の子は千恵蔵の愛娘で、
確か植木千恵ちゃん。
錦之助のデビュー作「ひよどり草子」を、
ひばりさんと共演した映画をを思い浮かべると、
格段の美男子になっていました。
有馬稲子の美しさはいうまでもなく、
画像も美しく見ごたえのある作品でした。

にっぽん昆虫記(1963年・日活)は、
今村昌平が長谷部慶次とともに書いた
オリジナル脚本を監督し映画化。
東北の農村に生まれ、やがては東京で売春宿の女中から、
コールガールの組織のマダムになる女性の、
昆虫のような生命力に満ちた半世紀を、
エネルギッシュに描いた今村昌平の代表作。
キネマ旬報1位。
主演の左幸子は日本女性最初の、
ベルリン国際映画祭主演女優賞受賞
当時の女性の生き方を壮絶で、
したたかな演技に魅せられ圧倒されました。
時代背景も大正から昭和にかけての事件も取り込み、
戦中戦後の激動を生き抜く一人の女性の半生を、
徹底的なリアリズムで描きあげる。
すばらしい作品でした。

“日本映画を芸術に昇華させた巨匠10人の監督特集”として、
2本立ての昔懐かしい映画を見ることが出来ます。
9月は「浪花の恋の物語」と、「にっぽん昆虫記」でした。
「浪花の恋の物語」(1959年・東映)は、
近松門左衛門作の人形浄瑠璃「冥土の飛脚」と、
それをもとに作られた歌舞伎「恋飛脚大和往来」を、
成沢昌茂が脚色し内田吐夢が監督。
作者である近松門左衛門を狂言回しに登場させ、
物語に奥行きをもたせた構成が高く評価された。
キネマ旬報7位。
出演者の中村錦之助・有馬稲子はこの映画をきっかけに結婚し、
近松門左衛門役の片岡千恵蔵は眼光鋭く独特の雰囲気での存在感。
子役でちょくちょく出ていた可愛い女の子は千恵蔵の愛娘で、
確か植木千恵ちゃん。
錦之助のデビュー作「ひよどり草子」を、
ひばりさんと共演した映画をを思い浮かべると、
格段の美男子になっていました。
有馬稲子の美しさはいうまでもなく、
画像も美しく見ごたえのある作品でした。

にっぽん昆虫記(1963年・日活)は、
今村昌平が長谷部慶次とともに書いた
オリジナル脚本を監督し映画化。
東北の農村に生まれ、やがては東京で売春宿の女中から、
コールガールの組織のマダムになる女性の、
昆虫のような生命力に満ちた半世紀を、
エネルギッシュに描いた今村昌平の代表作。
キネマ旬報1位。
主演の左幸子は日本女性最初の、
ベルリン国際映画祭主演女優賞受賞
当時の女性の生き方を壮絶で、
したたかな演技に魅せられ圧倒されました。
時代背景も大正から昭和にかけての事件も取り込み、
戦中戦後の激動を生き抜く一人の女性の半生を、
徹底的なリアリズムで描きあげる。
すばらしい作品でした。

懐かしい映画二本立てSetukoも観ました。
とってもよかたです。
「浪速の恋の物語」はデジタルのカラーでなく
フィルムのカラーだったので趣きがあって
とても昭和を感じました。
にっぽん昆虫記」はモノクロでした。
カラーで上映した「浪速の恋の
物語」の後だったので
最初、違和感を少しかんじました。
でもすぐ慣れて 惹き込まれました。
二本とも素晴らしい映画でした。
またご一緒できるといいですね。
いつも素敵な解説と映像ありがとう
ございます。
二本とも素晴らしい映画でしたね。
映像がとても綺麗で、落ち着きがありました。
名作映画会何回か見ていますが、
とてもいい企画ですね。
また次回も行ってみましょうね。
偶然ご一緒でき嬉しかったです。
コメント有難うございます。