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EVIL DEAD THE MUSICAL ~死霊のはらわた~

2009-07-06 23:10:00 | 死霊のはらわた
昨日の最終日に鑑賞しました。

主演のアッシュ役が元光GENJIの諸星さんということもあってか、客層に『死霊のはらわた』ファンの男性はあまりいない様子で、30代くらいの女性が目立ってました。


パンフレット。


公演場所のサンシャイン・シティ。

ストーリーは1&2をベースでしたが、やはり中世編はカット話が進み、オチは3の劇場公開版エンディングに近い感じでした。

元の作品が何でもあり展開の「死霊のはらわた」だけにミュージカル版もかなり弾けたものになっており、スプラッターシーン、下ネタなどのくだらないジョークがあるのはもちろんのこと、ご都合主義な展開や2役の人がいることまでもあえてネタにしたり、楽屋落ちネタやアドリブも連発。どこまでが脚本で、どこがミスで、どこまでがわざとやっているのかわからないという普通のミュージカルじゃありえないであろう事態になってましたが、劇中の「この舞台に整合性なんて必要ない!」という台詞に表されているように細かいことは気にせずに見るのが正しい楽しみ方なんだと思います。

てっきり一般向けにソフトな内容になってるのでは…と予想していたので、予想以上の全力投球に驚きました。

キャストの皆さんはとても素晴らしかったし、主演の諸星さんもアッシュのイメージと違うと思ってましたが、好青年→チキン→ふてぶてぶてしい態度→軽薄→終盤でのヒーローぶりと目まぐるしく変わるアッシュのキャラがしっかり表現されていて良かったです。


Groovy!

ただ残念なのは、一部の演出や日本語訳が映画版を尊重してない箇所があったことです。アッシュの職場が原作知らない人でも分かりやすいようにSマートがダイエーに変更されていたり、『Deadites』がゾンビと訳されてるのは仕方ないと思いますが、『死者の書』が『死霊の書』になっていたり、「イカすぜ」が「クール」になってたりとか、ショットガンがいつもの水平二連式ではなくポンプアクション式になっているところとかが残念でした。さっき細かいことは気にせずにといったくせに細かい箇所ばかりですが…

でもそれらの細かいことを除けばミュージカルは本当に最高でした。行って良かったです。

また、最終日だったのでミュージカル終了後に挨拶があったんですが(客がなかなか帰らないので何と3回以上も舞台裏を行ったり来たりしてました!)、その時に来年もまた公演したい的なことを言っていました。出来ればもう一度見たいので、ぜひ実現して欲しいです!


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