一句鑑賞

軒先低く

筍も終わりました・・・いつものAコープにこれでもかと出ていた茹でた筍が終わって、それでも少し出ていたのは先週まで。

今シーズンはなんど買って調理したかなと、鶏肉と煮たり、豚バラと炒め煮にしたりと五回ほど食べました。それからピースご飯、これはピースが今が旬ですね。もうなんどか炊きました(笑)。この時期の楽しみの一つですが、明日への元気につながります。

さて豆ごはん・・・豆飯(まめめし)・豆御飯、美味しい季語ですね。

豆飯や軒うつくしく暮れてゆく   山口青邨

今の住宅建築とは姿が違うころの句ですね。つまり「軒」が屋根の勾配の下りきったところに、隣家とも高さを揃えるように続いているのです。どの家もこじんまりとしてますが、暖かな暮らしがあるのですね。

軒うつくしく・・・ここが素晴らしいですね。うつくしくを漢字で表してもいいのですが、そうなるとどの家も同じに見えてしまう。豆飯の家はたぶん、特別な夕暮れを楽しんでいるのでしょうね。

あをあをと雨の一日(ひとひ)の豆御飯   関森勝夫

あ音の韻が心地よい句ですね。雨でふだんであれば気持ちも沈みますが、青葉の雨ですし豆御飯の夕餉となれば、「あをあを」が生き生きと響きます。

山口市の萩往還の街並みを思い出しましたりしてました(笑)

今の若いお母さんたちは子供たちのために豆御飯を焚いているかな(笑)

3年前の二つ紋の天道虫さんです(^_^;)

黒い面は景色を映すほどです。

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