唾のめば耳ぽんとあきお花畑 土生重次
今夜も先生の句を・・・
お花畑は高原の花が一面に咲くところですが、そこまで上がってくるまでに気圧のせいで耳が可笑しくなっていたのです。お花畑に到達したとたんにその美しさに思わず唾を飲んだのです。その刹那に耳がぽんと抜けて眼も耳も美しさにくぎ付けになったのでしょう。
情景はそうですね・・・息を呑むとか吐くとか、瞬きするとかありますが。こんな風に句に用いるとは驚きです。唾をごくりとするほどの美しいお花畑だったのでしょうね。美しさに言葉も出なかったかわりに耳がぽんと抜けたのでしょうか。
今まで先生の句をこうだろうなと考えたことはありましたが書いたのは初めてです。
今改めて読んでいますと、どうも私の句は先生の真似ばかりしていたようです(笑)