【日本ニュース】日野原重明さん最後のインタビュー映像 死への恐怖率直に(2017/09/27)
今年7月に105歳で亡くなった日野原重明先生
前進また前進を
私たちは続けなくちゃならない
キープ・オン・ゴーイング
前に進み続けよう!
「生きていくあなたへ」
先生は怖いですか?死ぬことは
「はっきり言われると恐ろしい」
「おろおろすること以外で なにもできない自分を感じてね
おろおろする自分は どうしたらいいかという事を考える」
「人間は 病むことによって 本当の人間が現れてくるんだなと
人間 存在をおろおろする中に やっと気づいてくる」
「最高のものです自分との出会いが
みんな自分との出会いがあっても気が付かないの
自分との出会いがあって 初めて自分がわかる
未知の自分と言うものが そこに存在しているけれども
未知の自分との出会いで 私たちは本当の自分という事に
気づきがあるんじゃないかと」
亡くなる直前まで新しい自分を発見することに貪欲だった
もう一回自分を遠くからちょっと見てみようと
面白そうだ 楽しそうだ
次はどんな世界が待っているんだろうと言う気持ちになった
色んな人と会うこと自体が自己発見
ひとりでいると 自己発見は無い
みなさんと一緒になって
今日の日を迎える事に感謝ですよ
以前の私の感謝よりも
(病の)苦しみが強かっただけに
今の感謝は 以前の感謝よりも
何倍も大きな感謝
最後はすべてを受容して
感謝の気持ちで「ありがとう」って
生きていく人たちへ 励ましの言葉
いま私は旅立ちの中に 感謝の旅立ちの心意気を感じている
しかしこのたびの中には 思わないような苦しみがあるに違いない
(苦しみが)あって初めて 私の苦労の多い旅がむくわれるのではないか
辛さ以上に喜びは その中にあることを
私は考えるべきだと今更深く感じ取る
感謝に満ちた気持ちで キープ・オン・ゴーイング
(前に進み続けよう!)
さらに前進また前進を わたしたちは続けなくっちゃならない
インタビューを終え ことし7月静かに旅立ちました
風吹きて 庭の緑がささやける
私はこれをみて ありがとうの言葉を
捧げて言うと 眠るよ静かに
『どんな苦しみの中でも 生きることはよろこびに満ちている』
最後に残した言葉は 未来に続く希望のメッセージでした