今回は「コヴェナント 約束の救出」です。
「スナッチ」「シャーロック・ホームズ」シリーズのガイ・リッチー監督が、アフガニスタン問題とアフガン人通訳についてのドキュメンタリーに着想を得て撮りあげた社会派ドラマ。
主人公キンリーをジェイク・ギレンホール、通訳アーメッドを「エクソダス 神と王」のダール・サリムが演じ、ドラマ「ザ・ボーイズ」のアントニー・スター、「トレインスポッティング」のジョニー・リー・ミラー、「リトル・ジョー」のエミリー・ビーチャムが共演。
主演:ジェイク・ギレンホール
共演:ダール・サリム、エミリー・ビーチャム、ジョニー・リー・ミラー、アレクサンダー・ルドウィグ、アントニー・スター、ボビー・スコフィールド、ジェームズ・ネルソン・ジョイス、ジェイソン・ウォンなど
<ストーリー>
2018年、アフガニスタン。タリバンの武器や爆弾の隠し場所を探す部隊を率いる米軍曹長ジョン・キンリーは、優秀なアフガン人通訳アーメッドを雇う。キンリーの部隊はタリバンの爆発物製造工場を突き止めるが、大量の兵を送り込まれキンリーとアーメッド以外は全滅してしまう。キンリーも瀕死の重傷を負ったもののアーメッドに救出され、アメリカで待つ家族のもとへ無事帰還を果たす。しかし自分を助けたためにアーメッドがタリバンに狙われていることを知ったキンリーは、彼を救うため再びアフガニスタンへ向かう。
なかなかに重い映画だ。
ドキュメンタリー風ではあるが、実話ではないらしい。
アフガニスタンで米軍の通訳となったアフガン人の悲劇の一部を描いたものということだが、主人公である米軍のキンリー軍曹と、その通訳となったアーメッドの「助け・助けられ」の関係が、何とも重たい気分にさせられる。
何よりも、これは決してハッピーエンドではなく、現実にはタリバン政権が成立後、米軍の通訳をしていた人とその家族の多くが殺されたらしい
あの「9.11」の報復という意味合いがあるとしても、このような事態を招いたのはアメリカのせいだ、というのは間違いないと思うし、かと言って、じゃあどうすればいいんだ?となると、これまた難しい問題だと思う。
内容について言えば、重傷を負ったキンリーを連れて100km以上もの道のりを歩いて走破したアーメッドの道中は特に重たい。
一方、お尋ね者となったアーメッドを救出するために、キンリーが再度アフガニスタンに行って、タリバンの襲撃に遭いながらも、何とかアーメッドの家族を助けるシーンは、かなりベタ(キンリーたちの銃弾が切れて、もうダメだと思ったその瞬間、パーカー率いる傭兵部隊がタリバンを一掃する、というシーン)とは言え、緊張感があってよかった。
キンリーがパーカーに援護を要請した際、ひと悶着(パーカーに別の重要な予定が入ったので、キンリーとの契約が3日遅れることになった)あったのだが、その後キンリーがアーメッドに接触できたことをパーカーに伝えた後、即座に対応したパーカーはカッコよかった。
元々キンリーは偽名でアフガニスタンに入国し、パーカーとの契約も偽名だったのだが、救出の際に、パーカーは依頼してきた人物が実はキンリーだと気付き、その後迅速に対応したわけで、すべてが終わった後にパーカーがキンリーに行った次のセリフが、特にカッコよかった。
「最初からキンリーとアーメッドだとわかっていたら、オレは自腹で救出したよ」
ということで、感動的ではあるものの、なかなか重たいテーマでもあるので、手放しで喜ぶわけにもいかないため、評価は「B」にしておきます。
「スナッチ」「シャーロック・ホームズ」シリーズのガイ・リッチー監督が、アフガニスタン問題とアフガン人通訳についてのドキュメンタリーに着想を得て撮りあげた社会派ドラマ。
主人公キンリーをジェイク・ギレンホール、通訳アーメッドを「エクソダス 神と王」のダール・サリムが演じ、ドラマ「ザ・ボーイズ」のアントニー・スター、「トレインスポッティング」のジョニー・リー・ミラー、「リトル・ジョー」のエミリー・ビーチャムが共演。
主演:ジェイク・ギレンホール
共演:ダール・サリム、エミリー・ビーチャム、ジョニー・リー・ミラー、アレクサンダー・ルドウィグ、アントニー・スター、ボビー・スコフィールド、ジェームズ・ネルソン・ジョイス、ジェイソン・ウォンなど
<ストーリー>
2018年、アフガニスタン。タリバンの武器や爆弾の隠し場所を探す部隊を率いる米軍曹長ジョン・キンリーは、優秀なアフガン人通訳アーメッドを雇う。キンリーの部隊はタリバンの爆発物製造工場を突き止めるが、大量の兵を送り込まれキンリーとアーメッド以外は全滅してしまう。キンリーも瀕死の重傷を負ったもののアーメッドに救出され、アメリカで待つ家族のもとへ無事帰還を果たす。しかし自分を助けたためにアーメッドがタリバンに狙われていることを知ったキンリーは、彼を救うため再びアフガニスタンへ向かう。
なかなかに重い映画だ。
ドキュメンタリー風ではあるが、実話ではないらしい。
アフガニスタンで米軍の通訳となったアフガン人の悲劇の一部を描いたものということだが、主人公である米軍のキンリー軍曹と、その通訳となったアーメッドの「助け・助けられ」の関係が、何とも重たい気分にさせられる。
何よりも、これは決してハッピーエンドではなく、現実にはタリバン政権が成立後、米軍の通訳をしていた人とその家族の多くが殺されたらしい
あの「9.11」の報復という意味合いがあるとしても、このような事態を招いたのはアメリカのせいだ、というのは間違いないと思うし、かと言って、じゃあどうすればいいんだ?となると、これまた難しい問題だと思う。
内容について言えば、重傷を負ったキンリーを連れて100km以上もの道のりを歩いて走破したアーメッドの道中は特に重たい。
一方、お尋ね者となったアーメッドを救出するために、キンリーが再度アフガニスタンに行って、タリバンの襲撃に遭いながらも、何とかアーメッドの家族を助けるシーンは、かなりベタ(キンリーたちの銃弾が切れて、もうダメだと思ったその瞬間、パーカー率いる傭兵部隊がタリバンを一掃する、というシーン)とは言え、緊張感があってよかった。
キンリーがパーカーに援護を要請した際、ひと悶着(パーカーに別の重要な予定が入ったので、キンリーとの契約が3日遅れることになった)あったのだが、その後キンリーがアーメッドに接触できたことをパーカーに伝えた後、即座に対応したパーカーはカッコよかった。
元々キンリーは偽名でアフガニスタンに入国し、パーカーとの契約も偽名だったのだが、救出の際に、パーカーは依頼してきた人物が実はキンリーだと気付き、その後迅速に対応したわけで、すべてが終わった後にパーカーがキンリーに行った次のセリフが、特にカッコよかった。
「最初からキンリーとアーメッドだとわかっていたら、オレは自腹で救出したよ」
ということで、感動的ではあるものの、なかなか重たいテーマでもあるので、手放しで喜ぶわけにもいかないため、評価は「B」にしておきます。
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