goo blog サービス終了のお知らせ 

チェオクの剣 ~私は立っている木と変わりがない

2012-08-22 13:00:00 | ドラマ/映画/ドキュメンタリー
 チェポドン=警察ね、で茶母(タモ)をしているチェオクは元は裕福な家にお嬢様にもかかわらず、父は濡れ衣を着せられ、母とも兄とも生き別れになる。

 地方長官の妾の子として生まれたファンボ・ユンは両班(やんばん=日本のお武家さんみたいなもの)扱いされないらしく、出世の道はない。

 しかし、父が地方に出向くにあたって、妻子を置き、妾とその子どもを連れてきたのにはわけがあった。

 ユンに法が阻んでもそれを乗り越え、夢を叶えて欲しいと思ったからだ。

 しかし、ユンは名前で呼ばれるより日蔭者と呼ばれる方が慣れてしまったという寂しい少年時代を送った。

 そこで出会うのが、その当時まだチェヒと呼ばれていた不幸な7歳の少女だった。

 2人で剣の腕を磨き、父の教え通り、山が阻もうと海がが阻もうと夢があるなら貫けばいいという父の言葉通り、出世を手にして、チェボドンのチョンサガンに上り詰める。

 その時、チェヒをチェオクと名前を変え、茶母(下働きの女)として連れていく。

 兄妹のように育った2人。けしてユンが優しく接することはないが、恩を感じたチェオクは男装をしてチェポドンの仕事を手伝う。

 しかし1茶母にすぎない。

 チェオクはチェオクで、自分は庭に生えた木と一緒。どこへ行くこともできない。ここで朽ちていく以外にないと思っている。

 お前には兄を見つける夢があるではないかと励まされても、実はその兄は、町をにぎわせている贋金造りの一味だったりするんだけどね。


 これは男性でアクションが好きな人はいいと思います。

 そうでないと、特に色恋に恋話が(このあと出てくるけど)ほとんどないしで、かなり厳しい。

 万人受けするわけじゃない。

 これから、贋金作りを追って、行くが、その中にいる兄にどんどん実は近づいて行ってるという皮肉な運命だ。

 アジア好みの、兄妹なのに、愛してしまう…という宿命を背負ってチェオクは、自分の運命に飛びこんでいく。


 しかし、この女優さんよくやると思う。男優陣もそうだろうけど、生傷絶えない。

 特に女性はきついと思う。

 でもアクションって私も経験あるけど、元々向いてる人って知らずに受け身も取れるんだよね。
 私、とれませんけどね。


 ここから先が、見所です。


最新の画像もっと見る