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自分のいくらかの人生経験で思う。
私が考えてすぐに行動に移して、それなりの結果が出たときそれは先が上手くいかない。
でも、なかなか機会を逸してやっとどうにか軌道にのるとき、その方が答えがいいように思う。
そこまでになるまで、スタートを切れるまでに多くのことをシュミレーションしている。
絶対勝ってやるという心の準備ができている。
そういうことが関係あるのかもしれない。
私は全てが上手くいった人間じゃない。
底辺も味わって、頂点の景色もなんとなく垣間見るそんな生き方だったと思う。
つかこうへい氏の劇団にいた頃ってまさに頂点ってあんなものなのかなと思えるときであった。
演劇の世界ではつかさんは神様なんだよ。
なんでかは知らない。でも感じとして周囲の感じがそうなんだよ。
ときの首相も動かせた人だからね。
そういう人から情をもらえれば、そりゃ感謝するよ。
凄い大きな感動になる。
そうやって底辺と上を見たことはプラスだったと思う。
それをどうやって自分の力に変えていくか、これからがそういう問題だ。
けれど、こんなに時間がかかるものとは思わなかった。
これをもっと子供の時に知っていたら、絶望したことだろう。
今もしそう。
自分のこれから先の寿命とか、今の周囲にあるごたごたがどう終結していくかを思うと。
まだまだ、まだまだ……考えるときは多いだろう。
でも、少し先は明るいよね。
今は自分とそんな話を交わすだけだ。
もうっ、なんて人生だ！
