ついにチンロウが早川を暗殺する日、急いで早川の別荘に向かう遼とシャンイン。庭で朱雀と戦う信宏。
家が燃えあがり、白蘭は彼女を助けようと家に飛び込んだ。
しかし、その白蘭に早川は銃口向けた。裏切り者。
娘の代わりと思って可愛がってやったのにそれを裏切った。
早川は1発撃つ。その音に外の信宏が気付く。
しかし弾は外れていた。
消えろ。早川は言った。お前を殺す価値などない。
それでも白蘭は彼に近づき撃って下さいという。
早川はその白蘭に驚き、何故だ。お前の仕事は俺を殺すことだ、俺を殺せば裏切り物にならずに済んだのに。
でもそばにいたいという白蘭。もうあなたなしでは生きていけないという白蘭。
早川は言った。娘の事故は自分が起こしたようなものだ。
そして彼は白血病で長くないという。あのときも判っていた。しょうがない、こんな仕事をしてきたんだからこうなってもしょうがないと早川は言う。
そして、白蘭にもう行きなさいという。白蘭は早川に抱きつき、離れない。離れない絶対にという。
表で戦っていた信宏が家に入ろうとするとやっと到着していた遼とシャンインが燃え盛る家の階段から落ちかけていた信宏を助けた。
畜生。俺は何もできないのか。
悔しがる信宏に、私も遼もあなたも何もできないとシャンインがいう。
シャンインの感じが変わった。
香…遼が呟やいた。これが香さん…?信宏が思う。
早川は白蘭に聞射ている。
親が1番辛いことが判るか?親より先に子どもが死ぬことだ。
そして指輪を差し出す。これはあの日成人になろうとしていた娘に渡そうと思っていたものだ。それをもう1人の娘のお前に渡す。
パパ、呟く、白蘭。
私の未来まで生きてくれ。嫌だという白蘭に、早川には火が迫る。
飛び込んだ遼は白蘭を眠らせ助け出す。
白蘭が去った後、早川は自らを撃った。
その後、あの場で死んだことになっている早川と白蘭は早川の持つ島で学校の先生をしている。
白蘭から手紙が来る。陳に見つからないかと慌てる信宏に…白蘭が生きていると知られればまた危険な目に合う。
じゃ、俺がじいさんの話相手をしてくるよという。
キャッツアイを出て行く遼と入れ違いにシャンインがやってくる。もう手紙読んだ?聞くシャンインにまだだと答えると、じゃ、からかってやろうとシャンインがキャッツアイに飛び込んでいく。
どんどん似てくるな、遼は呟いた。
白蘭は島の生徒に愛され元気にやっているようだ。心の整理がつくまで時間がかかった。でもそこは早川の島で何故、早川がここを愛していたのか判るように思うという。
もう大丈夫そうね。脇から手紙を一緒に読んでいたシャンインがいう。
しかし信宏は今の白蘭に俺は必要ないよ。突っ走って空回りして冴羽さんに救われた。お前だって何もできないと思ってるんだろ。
白蘭の手紙には続きがあった。シャンインさんと上手くやっているかと書かれていた。あなたの顔を見てすぐに判った。私もがんばります。信宏も頑張れ!
信宏は慌ててそれをシャンインから隠す。
そばで一緒に読んでいたシャンインはそんな信宏に気付かづ、そんなことないよというが、その姿が香に重なった。
夜、一人になり、信宏は香の好きなカップにコーヒーを入れ香に話しかけた。
火事の中であなたに初めて会いました。
あなたと冴羽さんの大切な娘のシャンインを守っていくには今は力不足だけど、頑張ってそれに見合う男になります。
そう言っていると、ドアが開き、閉じた。
香さんがいた…?
そのあとすぐにシャンインが入ってきた。
何故誰もいないのに珈琲をいれてるの?と聞くシャンインにお前が来そうな気がして…と後ろを向いたまま信宏が答えた。
シャンインは香のカップに入れられた珈琲を包み込むように持ち上げ、中に桜の花びらが入っていることに気付いた。
香さんの返事…?信宏はそれを聞き思った。
シャンインは桜の花びらの形を見て、まるでハートが入ってるみたいだねと言った。
ハート入りの珈琲。それは信宏の気持ち意外の何物でもなかった。
家が燃えあがり、白蘭は彼女を助けようと家に飛び込んだ。
しかし、その白蘭に早川は銃口向けた。裏切り者。
娘の代わりと思って可愛がってやったのにそれを裏切った。
早川は1発撃つ。その音に外の信宏が気付く。
しかし弾は外れていた。
消えろ。早川は言った。お前を殺す価値などない。
それでも白蘭は彼に近づき撃って下さいという。
早川はその白蘭に驚き、何故だ。お前の仕事は俺を殺すことだ、俺を殺せば裏切り物にならずに済んだのに。
でもそばにいたいという白蘭。もうあなたなしでは生きていけないという白蘭。
早川は言った。娘の事故は自分が起こしたようなものだ。
そして彼は白血病で長くないという。あのときも判っていた。しょうがない、こんな仕事をしてきたんだからこうなってもしょうがないと早川は言う。
そして、白蘭にもう行きなさいという。白蘭は早川に抱きつき、離れない。離れない絶対にという。
表で戦っていた信宏が家に入ろうとするとやっと到着していた遼とシャンインが燃え盛る家の階段から落ちかけていた信宏を助けた。
畜生。俺は何もできないのか。
悔しがる信宏に、私も遼もあなたも何もできないとシャンインがいう。
シャンインの感じが変わった。
香…遼が呟やいた。これが香さん…?信宏が思う。
早川は白蘭に聞射ている。
親が1番辛いことが判るか?親より先に子どもが死ぬことだ。
そして指輪を差し出す。これはあの日成人になろうとしていた娘に渡そうと思っていたものだ。それをもう1人の娘のお前に渡す。
パパ、呟く、白蘭。
私の未来まで生きてくれ。嫌だという白蘭に、早川には火が迫る。
飛び込んだ遼は白蘭を眠らせ助け出す。
白蘭が去った後、早川は自らを撃った。
その後、あの場で死んだことになっている早川と白蘭は早川の持つ島で学校の先生をしている。
白蘭から手紙が来る。陳に見つからないかと慌てる信宏に…白蘭が生きていると知られればまた危険な目に合う。
じゃ、俺がじいさんの話相手をしてくるよという。
キャッツアイを出て行く遼と入れ違いにシャンインがやってくる。もう手紙読んだ?聞くシャンインにまだだと答えると、じゃ、からかってやろうとシャンインがキャッツアイに飛び込んでいく。
どんどん似てくるな、遼は呟いた。
白蘭は島の生徒に愛され元気にやっているようだ。心の整理がつくまで時間がかかった。でもそこは早川の島で何故、早川がここを愛していたのか判るように思うという。
もう大丈夫そうね。脇から手紙を一緒に読んでいたシャンインがいう。
しかし信宏は今の白蘭に俺は必要ないよ。突っ走って空回りして冴羽さんに救われた。お前だって何もできないと思ってるんだろ。
白蘭の手紙には続きがあった。シャンインさんと上手くやっているかと書かれていた。あなたの顔を見てすぐに判った。私もがんばります。信宏も頑張れ!
信宏は慌ててそれをシャンインから隠す。
そばで一緒に読んでいたシャンインはそんな信宏に気付かづ、そんなことないよというが、その姿が香に重なった。
夜、一人になり、信宏は香の好きなカップにコーヒーを入れ香に話しかけた。
火事の中であなたに初めて会いました。
あなたと冴羽さんの大切な娘のシャンインを守っていくには今は力不足だけど、頑張ってそれに見合う男になります。
そう言っていると、ドアが開き、閉じた。
香さんがいた…?
そのあとすぐにシャンインが入ってきた。
何故誰もいないのに珈琲をいれてるの?と聞くシャンインにお前が来そうな気がして…と後ろを向いたまま信宏が答えた。
シャンインは香のカップに入れられた珈琲を包み込むように持ち上げ、中に桜の花びらが入っていることに気付いた。
香さんの返事…?信宏はそれを聞き思った。
シャンインは桜の花びらの形を見て、まるでハートが入ってるみたいだねと言った。
ハート入りの珈琲。それは信宏の気持ち意外の何物でもなかった。