goo blog サービス終了のお知らせ 

『LUPIN the Third ―峰不二子という女―』 わけあり女

2012-05-31 13:00:00 | 日記風
 夜中に頑張ってみてますが…なにやら考えてしまう内容でした。

 今までテレビで放送される時は子供向けのアクションを基本としたアニメとして扱われていましたが、ここへ来て切り口が変わったことにより、考え込んじゃったんだな。


 そうだよな…。

 いろいろなければ、峰不二子がああいう人間になるわけない。

 ルパンは主役だから、なんとなくおじいちゃんにあたるアルセーヌ・ルパンの影響や所々でなんらかのエピソードが出てきたり、次元、五右衛門に至っても過去が語られることがあったけど、峰不二子だけは、そう言えばなかった気がする。

 多分12,3歳頃のだろうが、その当時の彼女がエンディグテーマと共にでてくるが(ええ、なにせ第6回からしか見てませんから)誰かに自由を奪われ、飼育ともとれる時期があったようだ。

 それがいつ始まったのか、いつどんな形で終わったのか、なにも語られていない。今シリーズは13回までらしいし、ルパン自身があんなお宝の秘密はそんな簡単に明かせないと言っているから、最後まで本当のことを明かさないでなんとなく終わるかもしれない…。

 昨日の放送分にしても綺麗に生まれるだけでも不幸な側面があるというが、それをまさに絵に描いたような話だったものな…。
 ウィキペディアに内容は載ると思いますけど。「湯けむり慕情」…という妙に日本チックなタイトルにこの内容…。

 ミスマッチ過ぎて考え過ぎてしまうわ。

 やはり峰不二子と同じように人生を弄ばれた女が出てくる。こちらは生きた芸術として全身にタトゥーを入れらている。ろくな教育も受けず言葉すら、喋ることができない。本人が喋らないから名前すら判らない。

 ウィキペディアで見てきた。情報早いな。万華鏡女という名前になっているらしい。全身に施された色は、成長と共に色が変わるからタトゥーとは違いますね。生きた芸術絵画、どうしてそれができるのかは判りませんが…。


 峰不二子って本名だろうか、彼女は日本人だろうか。そこからして不思議になってきた。世界中お宝を狙っているなら英語はもちろん、それ以上の言語もできる可能性は大だ。アニメだからそこまで考えなかったけど…。


 男で自由を奪われて…という例もあるけど、根本的な性格の差から、「ママ…」頼りのひ弱い美青年(美青年でないと成立しない)になるか、憎しみに燃えた男になるか。でもここで女は可哀想…と思いながら憧れるが、女の場合は、悲劇そのものとして心に刺さる。

 そんなことまで考えてしまう、深い内容だった。

 
 元々の原作にあるというより、今回の制作をしている方々の創作なのだろうが…。

 ふと眠れなくなるほど、考え込んでしまうわね。


 関係ないが、峰不二子に焦点を当てた作品でありながら、やはり主役はルパンなんだな。キャストの声の紹介で名前が1番に出てくる。

 こういう序列は守らないダメなんだろう。…と妙なところで現実に返る。


最新の画像もっと見る