地味でつらい石膏ボード貼り作業を続けています。
石膏ボードは専用のビスで止めますが、コーススレッドでも構わないと思われます。専用ビスは1箱800本入りで1000円程度しますが、コーススレッドは同量で600円程と、安いです。両方使用して見たのですが、使用感に大きな違いは無い様に感じました。
違いは、メッキの種類とネジ頭の表面処理です。水などがかかる場所では、メッキの差が腐食の差として出ますが、そもそも石膏ボードは水濡れしない場所に使うものですから、腐食については気にせずとも良い気がします。
写真は石膏ボードビスです。表面がザラザラしており、パテの食いつきが良いです。これが唯一のメリットでしょうか。
施工はこのように、面からほんの少し食い込む程度としています。これ以上食い込ませると、強度が落ちますし、食い込みが足りずに出っ張りとなっても、仕上げが困難ですので、慎重に作業します。
ビスピッチは100mmですから、このようにびっしりと並びます。ビスを打ち込むのも相当な根気が必要です。
コンセントボックス位置も、あらかじめ測定しておき、カッターナイフで切り込みを入れておきます。
コンセントが設置できる段になったら、カッターナイフでくりぬきます。
このようにして、壁一面のボード貼りができました。ビスの数がやたらと多い事と、木工用ボンドによる接着も行っているため、見た目以上の手間がかかります。耐震性向上の為ですから、仕方ありません。
電気配線のVVFケーブルは、まだ整えていないため、ご覧の様子ですが、CD管で整える予定です。
クローゼット内部も張り始めました。こちらは、石膏ボード厚み9.5mmの薄いものを用いました。本当は厚い方があらゆる面で良いのですが、厚いボードは重くて施工が面倒ですので、若干手抜きという事になります。それでも、接着併用ですから、面としての強度は十分出ると思われます。
継ぎ目には必ず下地材を入れます。下地材を省略すると、壁としての強度が大幅に低下してしまいますので、手は抜けません。
石膏ボードを貼る際には、できるだけ、目地が通らないようにします。これはクラック予防と強度確保に有効です。