ロードバイクなどの持久スポーツとDIY

DIYでの家作りは既に完成しました。せっかく持っている道具を活用し、、サイクリング系の持久スポーツに役立てます。

エアコン室外機の排水

2008年09月29日 | DIY
 エアコンを厳冬期に動かすと、室外機の結露水が問題を引き起こす事があります。

 昨年、この問題に直面しました。室外機の結露水が、エアコン周囲にたまり、それが凍結して、室外機が一部変形しました。また、このエアコンはウッドデッキの下に仕込んであるため、結露水の凍結の影響により、ウッドデッキも凍害で持ち上がりました。エアコン室外機が凍結すると、故障する事があるため、その時は、しばらく運転を休止しました。

 この氷を溶かすために、一週間暖房が無い状態が続きました。


 こうならないためには、エアコンの結露水を速やかに流す工夫が必要となります。エアコン結露水は、多量に発生するため、地面に浸透させる方法ではとても間に合いません。そこで、雨水配管を掘り出して、エアコン結露水をそこに合流させます。




 穴を開けて筒を接着します。



接着には、グルーガンとホットボンドを用いました。


接続完了です。

 写真はありませんが、配管埋め戻しの際には、配管上部に断熱材などを敷き、凍結に配慮しました。これで、この冬は無事に乗り切れるでしょうか。






リビング天井 パテ処理開始

2008年09月14日 | DIY
 ここに石膏ボードを貼ったのは、もう2年位前でしょうか。正確には覚えていませんが、まだ石膏ボード貼りのノウハウも掴んでいない時に、かなり苦労して貼った記憶があります。一枚貼るのに、汗だくでしたが、それでも、リビングの天井は一日で全て貼ってしまった記憶があります。

 しかし、不慣れな作業のせいか、ビスのピッチが一様でなかったり、頭の沈みが不十分である部分が散見されます。

 今回の作業は、この修正と、パテ処理を行います。

 石膏ボードを貼った経験から言えば、畳一枚分の厚み9mmのボードは、中央にビス一本通っていれば、落ちてこない事が多いのです。従って、ボードの自重を支える為には、ビス10本もあれば良いのですが、自重+建物全体の耐震強度をサポートする為には、ビスピッチ100mm~150mmの施工が望ましいのです。

 ビスピッチ150mmでは、畳一枚分のボード毎に、40本以上ビスが必要です。ビス施工により、ボード表面は、ビス分だけ沈んだ箇所が、ボード1枚で40箇所以上発生します。また、ボードの継ぎ目、梁との境界には隙間が生じますので、そのままでは見栄えが悪いのも当然です。

 この部分の天井はペイント仕上げを行いますので、ビスおよび継ぎ目の凹凸をパテで平らにします。

 写真は、パテ付け一回目のものです。

パテ付けは、スクレイパーのようなもので、しごきながら行います。経験者ならお分かりかと思いますが、パテ処理により一発で平面を出す事は不可能です。乾燥収縮により、痩せる部分もありますし、逆に、パテをうっかり付け過ぎてしまう部分もあります。従って、通常は、

「パテ盛り→紙やすりによる磨き→パテ盛り」

を数回繰り返します。紙やすりによる磨きでは、粉が自分の真上から降ってきますので、目に入ると痛いですし、何より大変不快です。これを何とかしたい。

 そこで今回用いた手法です。水溶性のパテを用いる事で、乾燥硬化後でも、雑巾などで適度な水分を加え、余分な部分を溶かし取が可能になります。これは、前回、薪ストーブ炉壁の仕上げの際に発見した手法で、従来行っていたサンディングと比較して、時間はかかりますが、削り粉が一切発生しないという点で、作業が大変快適です。ただし、平滑度は、サンディングに劣りますので、パテ付けの段階で、盛りすぎに注意して作業します。

 以前のように、テンションが上がりませんので、休み休み作業をしてます。一列パテ処理をしては、インターネットでニュースを見て、それも飽きたらまたパテ処理をやって・・・せっかく子供が外に遊びに行っても、サボりながら作業をしているようでは、丸一日でこれだけしか作業が進みません。以前は、丸一日作業を行うと、見違えるように家の形が変わったものですが、近頃は大変地味に事が進んでいきます。色々な意味で、そろそろ限界でしょうか。





薪ストーブ周辺の装飾 仕上げ

2008年09月09日 | DIY
 先日ペイントを行った壁ですが、塗料が少なかった事もあり、まだ若干下地が透けておりましたので、2度目のペイントを行いました。

 終了後、見切り材とダクトカバーを戻して終了です。





 ストーブの炉壁には、通気層の施工が推奨されています。これは、ストーブの熱が、炉壁材を伝達して、下地木材に伝わるのを防ぐ為です。

 通気層の厚みは、下地が可燃材の場合には、1インチ(25.4mm)必要とされています。今回の場合は、下地が不燃材ですので、これよりも甘く見積もり、12.5mmで済ませてあります。

 その代わり、レンガ自体を通気可能なものとしました。

 上からの写真です。このレンガは、乾式工法用の、縦に張るレンガです。乾式工法は、レールにレンガをはめる仕組みですので、レンガにレール用の溝があります。

 このレンガを横に貼る事で、溝を通気用に使えるという訳です。

 実際に我が家の小型薪ストーブを全開で炊いても、炉壁は40度程度にしかなりませんので、不要な機能ですが、将来、大型の薪ストーブに買い換えた際には、役立つはずです。

薪ストーブ周辺の装飾 2

2008年09月07日 | DIY
 薪ストーブ周り製作の続きです。この週末に、レンガ施工、壁のパテ処理、ストーブ天井仕上げ、下塗り、上塗りを行う予定です。


 平日の夕方と朝、作業を行う事で、何とかレンガ施工は終了しました。続いて、背面のグレー色セメントボードの処理に入ります。

 写真のように、パテを継ぎ目とネジ部に塗ります。この後、通常ですと、ヤスリをかけて平滑する訳ですが、今回は別の方法で行いました。

 壁の不燃材として使用している、このセメントボードは、「無石綿」仕様のはずですが、アスベストが混入している可能性もゼロではないし、それを調べる手段もありませんので、もしヤスリをかけてしまうと、アスベスト粉塵が空中に舞ってしまう事も考えられます。

 そこで、ヤスリがけの代わりとして、水に濡らしてきつく絞った手ぬぐいで、パテ表面をこすってみました。結果的には、水溶性のパテの表面仕上げが十分可能である事がわかりました。埃も出ませんので、住みながらの工事には最適であると今更気が付きました。

 パテ処理後、水性ペイントをローラーで施工します。この作業はすでに何度か行い、当ブログでも紹介している為、詳細の解説は省きます。


 ストーブ天井仕上げには、ツガ羽目板の最後の余りを使いました。以前は構造用合板打ちっ放しの状態でしたが、やはり、きちんと仕上げると、見た目が良くなります。
 



薪ストーブ周辺の装飾

2008年09月01日 | DIY
 薪ストーブの周囲は、大変おしゃれに装飾するのが普通です。多くは煉瓦を積んだり、タイルを貼ったりします。

  ところが、我が家の薪ストーブの周辺は大変地味です。しかも物置になっています。そこで、壁をはがしたついでに、このエリアの装飾を行う事にしました。


 装飾を行う前に、やっつけで付けたボードをいったん外し、下地の受け材をきちんと施工しなおします。


 ついでに、端材のポリスチレンボードを付加断熱材として、壁内に仕込みます。


 ボードの継ぎ目およびネジ跡をパテで処理します。


 スライス煉瓦を接着しますので、脱落の危険がゼロではありません。よって、床面から930mm前後の高さまでの施工とします。

 スライス煉瓦を張り付ける下地ボードを加工します。不燃材として、珪酸カルシウム板、12.5mm厚を用いました。室内で丸鋸で切断したのですが、大変な量の埃が舞いますので、マスク装着と換気扇全開で作業をします。

 ボード加工後、ボード上に仮に煉瓦を並べ、レイアウトを決めたり、煉瓦が足りるか確認します。この煉瓦は、我が家の外壁用の引っかけタイプの煉瓦ですので、市販はされていません。よって手持ちの煉瓦で足りるか十分に検討しました。



 煉瓦が足りる事を確認したら、ボードを壁に施工します。


 煉瓦下地ボードと壁の間には、このように通気層を作ります。ストーブの熱が直に壁に伝わらないように空気を流す為のものです。色々調べますと、1インチ程の通気層厚みが良い様ですが、壁が腰下までという事と、煉瓦の重量を勘案し、12.5mm厚程度の通気層でも大丈夫と判断し、12.5mm厚の珪酸カルシウム板端材をスぺーサーとして挟み込みます。


 煉瓦を下から貼ります。通気のため、煉瓦下端を浮かせます。このため、接着時には、このように、端材などを挟みます。手前の△材を前後させると、高さの微調整ができます。写真は仮並べの状態です。


 接着にはタイルエースを使いました。これだけで1500円もします。2年前に購入したものです。内部ですでに硬化が始まっていました。


タイルエースを適当な板に取り、スクレーパーで煉瓦の裏に付けます。




 煉瓦のカットは大変ですので、カットの必要が無いように、煉瓦の隙間を微調整しながら、接着します。


 適当な厚みのスぺーサーをかませて、次の一段を接着します。この煉瓦もカット回数が最小限となるよう、うまく誤魔化します。




 タイルエースが完全に硬化するまで、3時間程かかります。よって、頑張っても一日一列しかできません。

 ここまでの作業で、休日を丸々消費しました。少し綺麗に装飾するだけで、大変な手間が掛かることを考えると、完成した家が高いのも納得できます。

 私のブログを見ると、楽しそうに家造りをしている様に見えるかもしれません。しかし、実際には、今回のように、暑い中汗だくで作業している中で、珪酸カルシウム板を丸鋸で切り、体中粉だらけになったり、脚立の上で、高さに恐怖しながら天井を貼ったり、まとわりついてくる子供から逃げ回ったり、結構大変です。空調が利いた中でプラモデルを作るのとは、だいぶ違います。

 正直、内装のすべてをセルフビルドで行う事は、無謀です。もし私が現在の記憶を持って過去に戻る事ができたなら、セルフビルドは半分程度にするでしょう。