裏誕生日

前回の記事で“表誕生日”と表記したものだから
「裏はあるの？」と言うご指摘を頂きました。
そうなんです。
せっかくの誕生日、出きるならキレイに終わらせたかった。
でも最悪な１日となったんです
今日はその裏についてお話しましょう。



先週末から、私はめちゃくちゃ忙しい日々を送っていました。
それは会社以外の仕事として、旦那の仕事をやってたから


旦那も新しい会社に変わってまだ数ヶ月なので、
なかなか売り上げがいかないと言う厳しい状態でした。
そこに舞い込んだ１つの話。
あるメーカーさんから服の企画提案をしてくれないか？と言うのだ。


と言っても旦那はMD経験ゼロ。
しかも男。
今何が売れててどんなものを女の子達が求めてるか知る由もない
そこでカワイソウな旦那にボランティアをしてあげることにした。


10型ほどではあったが、切り抜きや仕様書なんかを
そのメーカーさん用に準備。
そして商談の日が来て…



結果的には…



ウケた。。。




「やりたい」と大ノリだったらしい。
そこで次はパターンを引いてくれと言われた
でも私には会社の仕事があるので、そこまでやる余裕はなかった。


ケド…
しょうがないので休みも返上で家で数型引いてあげた。
(これをバイトでやったら５万にはなるぐらい)




そして週が明けて誕生日だった月曜。



朝から目が回るような忙しさ
なのに旦那はお構いなく自分のペースで電話をしてくる
(社長に内緒なのに)
それだけでもイライラしてるのに、
さらに夕方にはビックリすることが…




先輩ヴィクトリアさんが、社長に安い工場があると紹介され
うちの会社の商品を旦那の会社で作ろうと言うことになったんです
社長がノリ気でガッツリやりましょうと…




確かに旦那の会社は中国生産をやってるので
コストがめちゃくちゃ安い。
なので理由は分かる。
でもガッツリってどういうことですか？
私は、旦那とガッツリなんて絶対仕事をしたくありません

でもそれを口にしたら、ヴィクトリアさんに怒られてしまいました。




「会社のためにって最初に言ったのはヤブ丸さんでしょ？」




その通りだった
でも私は工場として使うつもりだった。
それが企画も含めて、ベタベタにガッツリやりましょうと言うのだ。
ちなみに社長の言う↑は、お金関係も絡んでかなりいやらしい方法だ。
私はそれに耐えられず、暴言を吐いてしまった
それは後から考えてみても、取り返しのつかない一言だった。
そしてその一言で、大事なヴィクトリアさんとの間にも
亀裂が入ってしまったのだ
そんなまま退社




今の自分に導いてくれたのは、
ヴィクトリアさんがいたからと言っても過言でない。
思い返すのは、前の会社でヴィクトリアさんが辞めると言った
そして辞めてしまった後のあの日々。



のない空を見ても青く見えず、
行き帰りに殺風景な校庭を見ては涙した。
それは真っ暗闇で出口を探せと言う様なものだった。




あの時の感情が。




を漕ぎながら一気にフラッシュバックした
感情も、
見た景色も、
そのままあの場所に連れ戻された。



ただただ泣きながらをこいだ。
拭いても拭いても流れてくる涙



タイセツナヒトヲ　マタウシナッテシマウ…




ハッと気付いた。
気付けて良かった。
そう思えた途端、
ピタリと涙が止まった。





さすがに疲労が全部出たのか、
の中から襲われてた吐き気がヒドクなり、
帰るなりバタンキューだった
(ちなみに先輩との仲は、お互い勘違いがあって翌日には和解しましたが、
その日も体調が優れず早退してしまいました
よほど肉体的にも精神的にもダメージを受けたのでしょう)






最悪だと思っていた誕生日。
でも結果的には大事なものを再確認出来た日
誕生日は良く“感謝をする日”だと言うが、
私も全てのことに感謝せずにはいられない一日でもあった。



自分一人だったら折れそうにしんどかった一日。
それを支えてくれたのは、たくさんたくさんのみんなからのメールでした
表も裏も併せた今年の誕生日。
結果的には良かったのかな？
でも来年は普通に迎えたいな






ちなみに。





旦那とは今週ほとんど口利いてないし、
会社の問題は益々悪化する一方です




頑張るぞーー、37歳