きづきCafé【きづきリハビリ訪問看護ステーション】

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脳卒中患者様へのリハビリテーション

2014-05-21 05:00:00 | ためになる!
皆さんこんにちは(^_^.)

きづきの短いです

よく皆さんからは様々な質問を頂いております
短いさんは男性ですか?
女性ですか??
・・・
看護師さんですか?
リハビリの方ですか??

もしかして、、
社長さん・・?

と、皆さん私にご興味持って頂きまして
ありがとうございますm(__)m

私は実は、、、
理学療法士(以下、PT)です(^O^)

今回、私のリハビリに対する考え方を
少し紹介させて頂きたいと思います。

本日のテーマは、、
『脳卒中患者様への
リハビリテーションの考え方』
について、自身の今現在の考えをお話しさせて頂きます。

脳卒中の後遺症の影響から、麻痺が残り
日常生活に支障をきたしてしまっているお話をよく聞きます。
具体的には、、、
麻痺による影響からうまく歩けない。
よく転んでしまう。
手足をうまく動かせなくなってしまった。
など、様々な訴えを聞きます。

通常のリハビリやその他の治療では
麻痺側(麻痺が残存している手足やお体の側です)
に対し中心に介入する事が多いと思います。

しかし悩む短いPTは考えています。
私は麻痺側は元より、健側(麻痺がない手足やお体の側です)
を中心にリハビリを展開させていきます。
健側がしっかりとしているだけでも
日常生活内での動作レベルは改善します。
健側がしっかりと安定しているだけでも
麻痺側の機能が改善傾向に向かう事があります。

確かに麻痺側を中心に考えていく重要性は
世間的にも周知されています。
特に発症時期が早ければ早いほど
麻痺側を中心にリハビリを展開する事は最重要であり
特に病院など急性期の時期においては
必ず麻痺側への治療が必要です。

ですが在宅においては、病院ほど急性期の方は少なく
脳卒中を患ってから10年以上経過している
方々も多くいらっしゃいます。
その為、健側への治療による
日常生活動作の変化が大きいです。

例として、歩行をあげてみましょう。
よく麻痺側の足が上がらず転倒しやすいと
お話を頂く事があります。
一般的には足が上がらない麻痺側の
状態が悪いと考えられています。
確かに麻痺側の機能が良ければ
足をしっかりと上げる事が可能です。
しかし麻痺側の足を上げる祭には
健側がしっかりと安定し、支持性がなければ
麻痺側の足を上げる事は出来ません。

また、腕を挙げる動作に関しても同様です。
麻痺側の腕を挙げる際には
健側の体幹(お体)等がしっかりと安定していないと
麻痺側の腕をうまく挙げる事が出来ません。

このように麻痺側ばかりにとらわれず
全身的な評価をさせていただいたうえで
問題点をみつけリハビリをさせて頂いております。

リハビリとは算数、数学のように明確な答えのない世界です。
ですが、無限の可能性を秘めた世界でもあります。

今回のブログをご覧になられた方で
より効果的なリハビリなどのアドバイスがありましたら
コメント等で頂ければ幸いです。


では本日も、元気な挨拶と笑顔を忘れずに
お仕事頑張りましょう(^^)



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