学園を卒業後は、すべての生徒が新米の漁師としてデビューします。
しかし、すぐに乗船して操業に従事する者もいる一方で、就職先の都合によっては、遠洋漁業の場合など1ヶ月以上も先になることもあります。
一昨年度に卒業した生徒の中には、新型コロナの感染拡大の影響で船が出航できず、初出航まで相当な期間を要した者もいたと聞きました。
今年度入学した生徒の中で、3月初旬に乗船して初出航することとなった生徒がいました。
彼が乗り組むこととなったのは、遠洋マグロ延縄漁船です。
今回のこの機会を逃すと、次は半年後の航海となり、経験を積むチャンスを逃すことから卒業式前の乗船を決意しました。
乗船の準備のため、3月の卒業式を迎える前に退園することとなり、今週末に壮行会を行いました。
壮行会では、最初に昨年の11月から12月にかけて行われた遠洋航海実習の時の映像を全員で鑑賞し、苦しくても楽しかったこととして思い出していたようです。
次に、残された生徒の中の数人から送る言葉が述べられるとともに、生徒全員による寄せ書きが手渡されました。
最後に、教務職員などから励ましの言葉と、本人からは先生方へ感謝の言葉が述べられ、生徒・職員全員の拍手の中、学園を後にしました。
この後は、初出航の日には残った生徒と職員で見送りに行くこととしています。
※ 学園の見学説明会の申し込みを随時受け付けております。
漁師になることを考えている方、学園に興味のある方の来園をお待ちしています。
オンライン(「Zoom」)による説明も可能です。
詳しくはホームページ https://gyogaku.com/setsumei/
をご覧ください。