静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

巨大なエンジン

2016年04月25日 11時00分34秒 | 研修・見学
機関実習棟にある主機関を、これからの実習に向けて試運転しました。
せっかく動かすので、生徒に漁船のエンジンが動く様子を見てもらいました。
エンジン、巨大です。ピストンがバケツくらいあります。

この主機関はターボチャージャー搭載のジーゼルエンジンで600馬力です。
大きな漁船のエンジンはターボ付きが当たり前のようです。
同じジーゼルエンジンでも、自動車より一桁少ない回転数ですが、作動音が大きいのでメガホンを使って説明です。

この機関実習棟には、レーダーやオートパイロットなどのシュミレーション装置もあります。



【機関の学習】
自動車学校の教習でも、昔はエンジンなどの構造説明がありましたが、今はほとんどありません。今の自動車は、めったに故障しないし、壊れてもJAFなどが助けに来てくれます。
当然、海の上では簡単に修理を呼べません。
ですから、大きな船には専門の機関士がいて、航海中の機関を保全します。
大事な仕事ですが、役割は機械の保守だけではありません。

自動車ではエコカーが増えてきましたが、燃費が良くなる運転をすることが重要です。
大きな船では使う燃料も多いので、燃料の節約も大きな差になります。
優秀な機関士は上手にエンジンを調整するので、大きな経費削減になります。
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