先週やった、救命いかだ訓練をYouTubeにアップしました。
テレビニュースをご覧いただけなかった方は、ぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=JaF_bGEC3D4
秋の学園説明会についても、ホームページにアップしました。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/donichikengakukai.html
さて、2学期も2週目に入りました。
航海専攻の講義の様子をご紹介します。
まず、海図を使うときの基本の基本、距離を測ります。
海図の縁にはメモリがついているので、それが物差しになります。
しかし、距離を測る海図上の2点が、海図の縁に沿っていれば簡単ですが、実際には場所も向きも違うことがほとんど。
例えば、2点間を距離を調べるとき。
海図上で20マイルの距離を先に調べ、その何個分かを見ます。
3個分なら60マイルです。
実際には、ぴったり何個にはならないので、「何個と端数」です。
まず、2点間に直線を引きます。
ディバイダで20マイルの長さをとり、その何倍か測ります。
そして端数をディバイダにとり、それを海図の端のメモリで何マイルか見ます。
理屈は簡単ですが、すぐに分からない人もいました。
そんなときは、隣の生徒が実際にやってみせると納得!です。
今日は事故者2名です。
学園では点呼をとるときに、集合していない人数を事故者として週番が報告します。
つまり、授業の欠席者です。
欠席の理由は体調不良ですが、新学期の始まりと、夏から秋への天候変化がストレスになっていると思います。
ブログをご覧の皆さんも、体調管理にはお気をつけください。
【ディバイダ】
ディバイダをご存じないかも知れません。
算数の授業で使ったコンパスとほとんど同じものですが、2脚の先が両方とも針になっています。
製図のときに、円周を等分したり、寸法の転記などに使用するもので、コンパスと同じです。
海図上での距離を測る場合は、物さしより素早く作業が出来ます。
上の説明で「20マイル3個分」を測るときは、物さしだと「20マイルに印付をつけ、物さし移動」を3回する必要があります。
これがディバイダなら片脚を軸に180度回転を2回すれば終わりです。
揺れる船では、便利な道具です。
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