静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

ロープワークのいろいろ

2016年04月27日 14時44分06秒 | 研修・見学
もやい結びを現場でやる実習をご紹介しましたが、学園では多くのロープワークを学びます。
まだ4月ですが、黒板に書いてあるように、いろいろな結び方をやっていますよ。
私も学園に赴任して、こんなに多くの結び方を覚えることにビックリです。


担当職員が生徒の前でやり方を説明します。
疑問点があれば、マンツーマンで教えます。

実習棟には各種結び方の見本が飾ってあります。
昼休みには実習棟にきて、自主的に練習する生徒も多いです。


ロープワーク以外の実習もありますが、基本的な結び方は卒業までの間に繰り返しやってもらいます。


「飽きる」ほど、と言うより「飽きても」やる感じです。
当学園は、生徒数を上回る求人をいただいていますが、このような基本的な技術をしっかり習熟していることを評価していただいていると思います。



【漁師は危険な職業か】
当学園の実習はロープワークに始まります。
これは、どんな漁業種類でも使う場面が多いこともありますが、ロープで様々な物を固定することは、安全に直結するからです。

荒れた海は危険ですが、現在の我々は気象衛星、レーダーなどにより天候の予想ができます。
海に対する正しい知識と技術、そして判断力があれば、必ずしも海の仕事が危険とは言えないと思います。
これは、陸でも空でも同じことで、海の上が特別ではありません。

当学園の生徒には、知識と技術と判断力の重要性を、しっかりと理解し、事故をおこさない漁師に育って欲しいと思います。
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