静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

駿河丸無線長の授業

2018年08月30日 10時16分12秒 | 授業・講演

12日から始まる第二級海上特殊無線技士(二海特)講習を前に、現役の通信長が講義をしてくれました。
水産技術研究所の調査船駿河丸の通信長をされている方です。
毎年、趣向を凝らした講義をしてくれます。


無線通信、全般の説明をしていただいので、生徒にとっては良い予習となりました。
また、大型漁船の経験もあるので、その時のお話しも貴重でした。


今度の二海特講習は全員が合格してもらいます!

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
詳しくはホームページをご覧ください。
10月はAO入試がありますよ!
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940

 園長のつぶやき
船の仕事の中でも、無線技士は花形でした。
水産高校でも無線科はもっとも人気があったようです。
それが通信技術の進歩により激変。
船も、特殊な技術がなくても通信が可能になりました。
今では、無線科のある水産高校は少なくなりました。
時代によって、必要とされる仕事は変わってきます。
WiFi施設のある漁船も増えて筒有ります。

ところで、学園の見学者から
「将来、漁業はなくならないの?」
という質問を受けます。
さてどうなんでしょう?
なくなることはないでしょうけど、大幅な縮小はあるかもしれません。

でも、世の中にある多くの仕事は、だいたい将来どうなるかわかりません。
自動車だって、近いうちに電気自動車が主流になりそうです。
そうなればエンジン技術者は仕事が減るかも知れません。

身近なところでは、多くの駅前商店街。
郊外にできたショッピングモールや、自家用車の普及で廃業していることが少なくありません。
だから何かの仕事がなくなるのは珍しいことではないし、気にしすぎるもどうかと思います。

私からすると、漁業の将来を心配するよりも、お子さんが学園で問題なく一年間学び、
すぐに仕事を辞めることなく、一人前に漁師になることが、はるかに心配です。

漁業が縮小しても、優秀な漁師は残ります。
ましてや海技士資格を持っていれば、漁船以外の船の仕事に就くことができます。

でも、何の資格もなく、努力もしないのなら、その漁師は廃業となるかも知れません。
まずは学園でがんばることが大事です!

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