静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

生徒諸君の実習や講義の感想 3

2024年08月07日 09時20分09秒 | 授業の感想
御前崎魚市場
・ 定置網で獲れる魚種が御前崎と焼津で少し違いがあった。
3名の生徒が同様の感想を持っていました。
大型定置の実習との違いを肌で感じた結果だと思います。
良く観察していますね。興味を持って見学していることの現れですね。


・ 南方系の魚種であるオオニベが獲れるようになったことや藻場面積が縮小するなど地球温暖化による海水温上昇が漁業与える影響が大きい。
2名の生徒が同様の感想を持っていました。
生息環境の変化が、魚を追って遠くに行けない沿岸漁業に対して影響が大きく現れることを驚いたのでしょう。
さらに、何かを考えて行動しなければ!との動機となり得る感想が続いていました。
・ 環境変化に対応して漁業も変わることが大事。


大型船での生活環境や船上での注意点など、それぞれ以下のような感想がありました。
・ 船の生活環境が昔に比べて良くなっている。
・ 船上活動において最も気をつけることは海に落ちないようにすること。
・ 漁業が衰退していると聞いたが、再び盛り上げられるような漁師になりたい。
・ 興味を持っているブランド化の話しが聞けて良かった。
自分が漁業者となる姿を想像して、気になる事柄を考えたようです。
自分の事として市場見学での説明を聞いていたのでしょう。
素晴らしいですね。



温水利用研究センター
・ 魚の病気などにより育てている稚魚が全滅することがあるなど、種苗生産現場の大変さに衝撃を受けた。
2名の生徒から同様の感想がありました。
種苗生産時の担当者の様子を想像したのでしょう。
実はその後の話もあり、センターの職員の皆さんは、失敗の原因を分析し、次回の生産時には影響が大きいと想定される要因に対する対策を講じて、一つ一つ課題を解決して技術向上を続けています。
生徒諸君も、もし失敗した場合には、なぜ失敗したのかを細かく分析し、次への対策につなげて行くことを心がけてください。


・ ヒラメやマダイでは放流された稚魚が成長し漁獲されていることを知り、栽培漁業が重要だと思った。
・ 天然魚と人工生産魚で形態や模様に差があることを初めて知った。
・ 栽培漁業に多くの人達が関わっていることが実感できた。
育てることが主体である栽培漁業についての必要性を感じたようです。



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