静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

船酔いの話

2023年09月29日 05時17分28秒 | 訓練
9月29日 金曜日
漁師を目指そうと思うとき、多くの人が気になるのは船酔いではないでしょうか。でも心配はいりません。
学園生も、ほとんどの生徒が船酔いします。時々、学園の実習船「わかたか」を使った実習がありますが、漁業技術の習得とともに船に慣らせるという目的があります。気持ちが悪いからと寝ていたら、横になっている内は楽になりますが体が慣れません。ですから学園の実習で船酔いしても、教員は「苦しくても動くこと」を求めます。
写真は昨年の遠洋航海実習の初日の船内の様子です。


風の強い日でしたが出港後まもなく、ほとんどの生徒が船酔いしたようです。帰港後、どの位で船酔いを克服できたかを聞いたところ、釣り実習が始まったら気にならなくなったという生徒が多かったです。全く酔わなかった生徒も複数いた一方で、最後まで船酔いが克服出来なかったという生徒も1人だけいました。かなり辛い思いをしたようですが、その生徒も卒業後、沿岸漁業の漁師になり今も頑張っています。
今年のシラス漁の体験乗船のあと、学園OBの漁師さんに現役の生徒が、船酔いの克服法を質問してましたが、「自分も学園の時は酔ったけど、漁師になって毎日船に乗るようになったら酔わなくなったから全く心配ないよ!」と答えてくれていました。経験を積むほど適応力は上がるようですので、これからもなるべくわかたか実習をやっていきたいと思います。

令和6年度入学生AO入試を10月15日(日)に実施します。願書受付は10月6日(金)までです。詳細は学園ホームページhttps://gyogaku.com/recruitment/ をご覧ください。
週末見学会の参加者も募集中です。次回開催日は10月28日(土)です。見学会の詳細はこちらをご覧ください。 https://gyogaku.com/setsumei/

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