静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

スクールカウンセラー

2019年02月19日 09時54分03秒 | 日記

今年度、学園で新しく始まったことの一つ。
4月以降、スクールカウンセラーに生徒の面談をお願いしました。
そのカウンセラーの先生ともお別れと言うことで、生徒にあいさつをいただきました。

先生から
「この一年で本当に成長したことを実感している。
 就職してからは、周りからの励ましがないかも知れない。
 ぜひ自分を励ましてください」
とのお話しでした。


今年度の入学者は前年と同じ19人でした。
しかし、昨年度の卒業は13人。
今年度は16人が卒業予定です。
入学者全員が卒業しないのは本当に残念です。
それでも、昨年度より3人も中途退学が減ったのは、カウンセラーの先生が寄り添ってくれたことも一因と思っています。

なお、お別れと言っても同じ先生に4月以降もスクールカウンセラーをお願いする予定です。
卒業後も希望者は面談してもらうことが可能です。

Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
詳しくは学園ホームページ、または漁師.jpをご覧ください。
なお、学園への入学に関係なく、漁師になるための質問にもお答えします。

 園長のつぶやき
さて、2月の海技士定期試験結果が各級とも出そろいました。
「自信がある」
と言っていた割には結果が伴わず、3月の臨時試験に汚名挽回?を誓う生徒もいました。

しかし、朗報も。
「限定なしの3級機関合格」がありました。
3級機関合格は学園創立以来3人しかいません。
限定なしは学園初となります。

この「限定なし」とは、「内燃機関(ないねんきかん)限定」がないと言うことです。
内燃機関とは燃料をシリンダー内で燃焼させるエンジンです。
船で使うディーゼルエンジン、クルマのガソリンエンジンは内燃機関です。
エンジンには内燃以外もあって、船で使われるのはタービンエンジンです。
なお、タービンエンジンは風車(ふうしゃ)と同じ仕組みです。
タービンエンジンは出力が大きく、高速船で使われます。
欠点は燃費が悪いこと。
大型漁船では致命的ですね。

このため、漁船では燃費の優れるディーゼルエンジンしか使いません。
学園の機関専攻も内燃機関限定で筆記試験を受けます。

漁船で使うかどうかはともかく、試験にはタービンエンジンも出題されるので難しくなります。
自ら高い目標を設定してチャレンジ、結果を出したのはすばらしいです。
こんな事例にも学園生のレベルが年々アップしていることが現れています。

コメント
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