くらしのなかにアタマのカタマリ

真鶴と札幌と甲府のどこで老後を過ごそうか悩みながらブログを書くのである。

井沢元彦 『真説「日本武将列伝」』

2009年02月28日 22時39分08秒 | 本を読んだり。

井沢元彦と言えば『逆説の日本史』シリーズ。
そちらは読んだことがないのですが、よく売れているので気にはなっていました。
で、何故かこちらを買ってしまったのですが。

真説「日本武将列伝」 (小学館文庫)
井沢 元彦
小学館

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武将というと、私には戦国武将のイメージが強かったのですが、島津斉彬など江戸時代以降の人物も取り上げられています。まあ、確かに武士の将だから・・・。でも、天草四郎時貞とか坂本竜馬って武将なのかな?
・・・そう思いつつ、「武将」という言葉の定義を真面目に考えたことがない私の、イメージの問題なので、深くは考えずに楽しく読みました。

「週刊名城をゆく」という雑誌に連載されていたもののようです。
その城にちなんだ人物を取り上げて書いていったのでしょうね。
全部で58人の武将。(正確には、「兄弟」とか「父子」として取り上げられていたりするので、もう少しいますが。)
一人当たりのページ数が4~5ページと少ないので、物足りなく感じる人もいそうですが、この本をきっかけにいろいろな武将に興味を持つことができそうです。
歴史に興味を持ち始めた人の入門書にもよいかもしれません。

ちなみに、イラストに書いた最上義光というのは、出羽(山形)の戦国武将。
私の彼に対するイメージは、長いこととても良くなかったのです。
それは中学生のころ観た「独眼竜政宗」という大河ドラマで、悪い印象しか持てなくて、そのまま彼のことを知る機会がほとんどなかったから。(反対に、伊達政宗は、ずっとイメージが良かった。)
何年もたって大人になって、あるとき山形にある友達の実家に遊びに行ったのですが、そのとき友達のお母様がエラく義光公を誉めるわけです。
地元の人にこれだけ慕われているなんて・・・と認識を改めた私なのですが、なかなか最上義光のことを書いてある本に出会えず、私もそこまで熱心には探さず(てへ)にいて、ふとこの本に出会ったのでした。ちゃんちゃん。


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コメント (3)
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