gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)

ゲーム・アニメ・ライトノベルの感想サイトを目指します。Twitterでもつぶやいてみたり。

『BLAZBLUE‐ブレイブルー‐ フェイズシフト1』の感想レビュー(ライトノベル)

2011年04月21日 16時47分14秒 | 日記
富士見ドラゴンブックのラノベ、『BLAZBLUE‐ブレイブルー‐ フェイズシフト1』(駒尾真子先生著、加藤勇樹先生イラスト、森利道先生原案・監修)が発売中です。
アークシステムワークスの人気格闘ゲーム、『ブレイブルー』シリーズのノベライズである本作ですが、完全公式ストーリー第2弾ということで、出版されて良かったなと思います(フェイズ0がたくさん売れた的な意味で)。
つい先日、3DSとPSPでコンティニュアムシフト2が発売になったところでもありますし、タイミング的にも良かったのではないかと。

表紙は本書の主人公であるカズマとお馴染みのテルミ、それに物語の重要な鍵を握る少女であるセリカ。
ハザマのイメージカラーと言っても良い深緑を貴重にしたデザインがウロボロスを思い出させるからか、どこか禍々しさを感じさせられてしまいますね。

お話的には、フェイズシフト0の直前、セリカやナイン、トリニティ達が魔道協会の生徒だった頃からスタート。
記憶喪失の青年、カズマ=クヴァルが謎の男『ユウキ=テルミ』と出会ったことで事態が大きく揺れ動くことに…という、ハザマ誕生秘話とも言うべき内容が綴られているのでファンのかたは必見です。

てっきり前巻のその後の世界が描かれるのかと思っていたので意外でしたが、既に明かされている設定から結末を予測しつつも、最後までハラハラドキドキ読み進めることができたので良かったと思います。
妙に丁寧な口調でしゃべっている時と、やたら狂おしく話しているときのギャップが印象的なハザマですが、単純に演じわけている以外にも、こういう生い立ちを辿ってきたのであれば納得かも。
引っ張りながらも最後にまとめてネタバレ!という書き方なので、事実関係がわかりやすかったのも個人的にポイント高し!

意外と良い奴?な印象のカズマが、テルミとの接触によって次第に狂気に侵されていく様子は切ないものがありましたが、彼が穏やかな人生を全うできる事象があった…とは展開的に考えにくいですし、ハザマのぶっ飛んだはっちゃけっぷり自体が好き!という方も多そうな気がするのもまた事実w

本来の気性は正反対ですが、トリニティと絡むシーンが多めだったのも見応えがあって良かったと思います。
ところで、ある意味、今巻のヒロインはトリニティだったと思うわけですが、カラーイラストがどう見ても顔射…げふんげふんでイメージ的に大丈夫か?
公式外伝だから大丈夫、問題ない!ってことですね、わかりますw

ラグナメインではなくハザマメインということで、原作から離れたイメージにならないか少し不安でしたが、主要キャラのセリフ回し関係も相変わらず徹底した原作準拠で違和感がなく、杞憂だったので良かったです。
これはいよいよ、今後も継続刊行を期待せざるを得ないw
欲を言えば、カズマとテルミの関係については十分にわかったので、あとは初めてハザマという名を名乗るシーンが描かれていれば文句無かったかなと。
時系列的に今巻のプロローグの後の物語が紡がれていく中で、その辺りも明らかにされると良いなと思います。

今巻単体でも読めますが、エピローグを読んだら前巻も読み返したくなってくるのが人情だと思うので、未見の方はセットで購入されるのがオススメ。

ブレイブルーシリーズ以外では、ゴッドイーター、シュタインズ・ゲートのノベライズも個人的に読んだのですが、富士見ドラゴンブックのゲームノベライズ作品の出来は、どれも過去作に類を見ない完成度の高さが感じられて胸が熱いです。
発足してからまだ期間が短く、同じ富士見でもファンタジア文庫の知名度に比べるとまだまだこれからな印象の本レーベルですが、ゲーム版をプレイして好きになった、あるいは興味があるという方には是非一度読んで頂ければな~と思います。


気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。

富士見書房公式サイトはこちらから

「BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT」公式サイトはこちらから


ブレイブルー コンティニュアムシフトⅡ3DS版の感想レビュー

『BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT』の感想レビュー(ゲーム)はこちらから

ブレイブルーCSストーリーモード攻略 ルート分岐条件記事まとめはこちらから

WikipediaのBLAZBLUEのページはこちらから


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

blogram投票ボタン






最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。