涼宮ハルヒの憂鬱第２１話『涼宮ハルヒの溜息Ⅱ』の感想レビュー（２期新作）

映画撮影裏側回その２でした。
意外と丁寧に説明を交えながらなので、進み方はゆっくりな印象ですね。

『これからCM撮りをします！』

映画の途中で店の宣伝CMを入れることを交換条件に、カメラとモデルガンをゲットしたハルヒ達。
いいですとも！はお約束ですね。
(^O^)/(^O^)/


流石に１期でその事実を知っているだけに、真新しさはありませんでしたが、バニー姿になる前にウェイトレス姿になっていたことや、その姿で電車に乗ってきたというエピソードが明らかになり、設定の掘り下げ＆補強がされた感じですね。
むしろ、１期のエピソード００は説明があまり無かったからこそ、度肝を抜かれたところが大きかった訳ですが、当時見ていた方なら、懐かしさでニヤニヤといったところかと思います。

野次馬の男性達が、いかにもみくるのエロかわいさ目当てです！といった感じに描かれていたので吹きましたが、アレだけ目立っていたら、見るなという方が無理な気もしますね。

コスプレ自体もニュースやバラエティー番組等でちょくちょく目にするご時世ですし、何かの撮影だと思えば足を止める人も沢山いそうです。
見た目の奇抜さなら長門の魔法使い姿もかなりのものですが、やはり、みくるの愛くるしさとナイスバディの方がより注目を集めていたというところでしょうか。

CMは、エピソード００と同じシーンを、視点を変えて描いていたのがポイントでしたね。
斬新といえば斬新ですが、エンドレスエイトでも似たような演出がありましたし、どちらかといえばやっぱりその手で来たか～という気持ちの方が強かったりｗｗ

本心はともかく、基本的にみくるが好みのタイプであるキョンは、これ以上みくるが恥をかかなくてすむようにフォローしようとしましたが、肝心のハルヒが聞き入れる意志無しという。
(^_^;)

聞き入れないながらも喜色満面なハルヒは、いかにも良い笑顔！といった感じでかわいかったと思います。
みくるが飲みかけのお茶をキョンに差し入れ（キョンのテンション上がりすぎｗｗ）しようとしたのをガッチリガードしたりと、見方によっては恋心故の嫉妬かな？という行動も見せてくれた訳ですが、意外とキャッキャウフフしないのがこのシリーズらしいところかもしれませんね。
このシリーズの場合は、直接好きとか言うよりも、間接的に好意をにじませる演出の方が多い気がします。
いや、古泉のキョンに対する接し方には時に情熱的なものが混ざっているように見える場合がある訳ですが。
(＾～＾)

みくるは、少なくともこの段階では好意というより善意から来る気持ちが主でしょうし、長門は消失シナリオがあればもう少し印象が違うと思うのですが、基本的にはクール路線ですからね～。

実際問題、キョンが自分以外の女の子にゾッコンになってしまったら、ハルヒがどんな暴走を起こすかわからない訳で、完全なラブコメ展開になるのはもっと先なのかなという感じですが、古泉の言うとおりハルヒにしては落ち着いた行動が続いていることからも、彼女自身は今の生活がとても気に入っていると解釈して良さそうです。

ハルヒ自身が意外と現実主義者で、現実とフィクションの区別がついていて…という辺りは、映画のオチ部分への伏線的な意味も大きいですし、ここに入れてくるのは自然な流れですね。

やはり、全体を通して今後への伏線回としての意味合いが強かった今回のエピソード。
丁寧なのは好印象でしたが、映画やライブの凄さを知っている視聴者としては、もう少し派手なテンションで盛り上げてくれても良かったかな～という気もしました。
贅沢な悩みですね。(^o^;)

とりあえず、次回はどんな風に繋いでくれるのか楽しみです。