gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)

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とらドラ!第13話『大橋高校文化祭【後編】』の感想レビュー

2008年12月25日 16時17分47秒 | とらドラ!
『大河の・・・ところへ・・・!』

原作ライトノベルを読んでいれば、この展開はあらかじめわかっている訳ですが、それでもやっぱり、「親父許せんなぁ!」と思ってしまう文化祭後編です。

考えてみると、大河の気持ちを一切考えようとせず、自分の都合だけで相手をしようとする父親のもとで暮らさざるを得なかった大河にとって、そんな自分を見てくれようとした北村や、いつも一緒に寄り添って行こうとしてくれる竜児という存在は、異性として惹かれるのも無理はないという感じですね。

大河も傷付いて泣いていましたが、彼女を見守っていたみのりんが、彼女以上に涙を流していたシーンにグッときましたね。
昔、大河が同じように裏切られ、傷付いていた時の事を知っていたみのりんにとって、このような結末がおとずれるであろう予感があったのは当然でしょう。
しかし、傷付いたままで終わらず、最後までミスコンのアピールをやり遂げた大河。
大河は、みのりんと竜児に自分が1人でも大丈夫である所を見せつけ、安心させようと頑張りましたし、それを見てみのりんも大河の成長を実感することが出来た訳で、2人の絆はより強まったという感じでしたね。

みのりんは、今一番大河に近い場所にいる竜児に対して、親友として嫉妬のような感情を少し抱いていました。
その竜児は、大河の父親に対して、自分には得ることの出来ない父親の影を重ねていました。
で、当の大河は、自分の事を気にかけてくれている2人が心配ばかりしなくて済むように、安心させようと頑張りました。
その結果、みのりんと竜児は自分が間違っていたことに気付いて、大河の元へと駆けつける過程で仲直りすることが出来ました。

ここまでを見ると、全てが丸く収まって良かったね!という気持ちになる訳ですが、大河が1人で生きていけると竜児に見せ付けることは、裏を返せば「私のことは気にせず、はじめの約束どおり、みのりんに積極的にアタックしてもっと仲良くなりなさい。」ということでもあります。
合宿などの様子を通じ、2人の気持ちが少しずつ近づいていっていることに気付いていた大河だからこそ、自分自身は身を引いて、2人が向き合えるように立ち回り始めている・・・その姿が、切なくていじらしいなと思います。
決して竜児に自分の気持ちを見せようとはしない大河ですが、自分が竜児に友人以上の好意を抱いていることは自覚しているに違いなく、それを踏まえつつも、自分よりも竜児の力になりたいと考えているという事実にグッと来てしまいます。
後夜祭でも亜美のもとへ行くと言って、2人きりにしてあげていましたし。
竜児はそんな思惑にはこれっぽっちも気付いていないわけですが、当のみのりんや、周りから見ている亜美にとっては、大河の気持ちと行動が、どのように映っているのかが気になりますね。

『高須君、行ってくれ!大河のために、行ってくれ。・・・行って!誰よりも先に。私より、先に!』

このセリフも、みのりんにUFOが見えているのかどうかで、微妙にニュアンスが異なってくる様な気がします。
1人で大丈夫と強がって見せる大河に対し、孤高ゆえの寂しさから守ろうとして2人が走り出す演出が熱いシーンでしたが、ここで竜児が1人で進まず、引き返してきたことは、みのりんの竜児に対する気持ちに、少なからず影響を与えたのではないでしょうか?

次回、第14話、『しあわせの手乗りタイガー』

続きが気になるなぁと思っていたら、ここで一旦、番外編的エピソードですね。
ちらほらと出ていた生徒会関連のキャラクター達が活躍してくれそうです。
今後の展開への布石として、北村とすみれ兄貴の関係についても描かれるかも知れませんし、来年が待ち遠しいです。




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2 コメント

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>C○○○様 (gurimoe)
2008-12-26 01:29:15
・コメントありがとうございます。
いろいろとお気を使って頂いた様で恐縮です。

gurimoe自身はお名前を明記して頂かないと困るという考えではございませんので、一応伏字にして、本文のみ掲載させていただきますね。
ちなみに、TBして頂いた内のどなたかだろうな~という予想はしておりましたが、確実にこの方だろう!とか、それを見つけよう!とか思っていたわけではないのでご安心くださいませ。
C○○○様ご自身のスタイルでコメントなりTBなりお寄せいただければ幸いです。

『こんにちは。
>布石として、北村とすみれ兄貴の関係についても描かれるかも
原作を知らない自分には、ここまで「4人+1人」の物語でしかありません…(汗)
これも原作が続いているせい&原作通りなんでしょうか。
というか、このとらドラ!も、2クールで何らかの形で締めるのかどうかもあやしく思えてきました。』

北村とすみれ兄貴の関係については、原作ライトノベルの方では比較的早くから、わかりやすく書かれているというのが個人的な印象です。
次回のお話と関係しているかどうかまだわかりませんが、「幸福の手乗りタイガー伝説」というエピソードは亜美が初登場する原作2巻の巻末に、番外編的に収録されていたりします。
で、その番外編に、すみれが初登場する・・・という感じだったと思うので、そんな書き方にしてみました。

C○○○様が把握されているように、竜児と3人娘に比べると、北村のポジションはちょっと特殊ですよね。
アニメ版ではそこをワザとぼかして、後で印象付けるような構成に変えているのではないかと個人的に推測しているのですが、そのあたりもそろそろはっきりさせてくるのではないかと思います。
(今回のお話で原作5巻のエピソードが終わり、次の6巻では北村の出番が増えてくるから・・・というのがその理由です。)

残り13話で原作のどこまでやるのか?という疑問はgurimoeも感じています。
個人的には、「2クール使って今日のエピソードまで+番外編スピンオフから何本か+ヒロイン別オリジナル」・・・みたいな感じかと予想していたのですが、1冊2話ぐらいのペースで足早に駆け抜けてしまいましたしww

原作の8巻と9巻がかなり密接なお話のため、アニメ版では7巻までで止めるのか、9巻までガンガン行くのか、どちらを〆とするのかはまだまだわからないなと思います。

原作はまだ完結していませんが、アニメ版で竜児が誰かとくっついてエンド!というのも、可能性が0ではないでしょうし。

どちらにしても、ここまで丁寧に構成してきた分、中途半端な終わり方だけは避けて欲しい所ですね。
今のクオリティが続けば、最後まで安心して楽しめそうなので、引き続き期待しつつ視聴できればなと思います。
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>レス拝見しました。 (gurimoe)
2008-12-26 19:15:17
・了解です。
何度も確認していただいてありがとうございます。
こちらこそご配慮に感謝です。

お名前はそのままでも、変えていただいても、全く新しいものでも、ご自由にどうぞ。

ではでは。
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