収集癖

あるとこには・・・あるもんです。




CASATI刻印入りのCampagnolo製のチェーンリング。
さらにデッドストックの未使用品！




これでCASATIの完成度がまた一つ上がる！


と言いたいとこですが、実は使えませんｗ

52Tなのはともかく、ノーマルクランク用なので自分のコンパクトとはPCDが違うんですよね。
いいんだ…CASATIファンとしての所有欲を満たしてくれるので、持ってるだけで…

けして無駄使いではない！ｗ


刻印されてる「CASATI　MONZA」の文字。
これは当然「イタリアのモンツァにあるCASATI」という意味で、けしてMONZAというモデルの事ではありません。
以前、CASATI当主のマッシモ氏にお会いした時、「この頃はモデル名とかが無い」と言われました。
でも同じ時代にはGold Lineってモデルが存在するので、正確には「無いのが多い」んだと思います。
で、その話を聞いて「本当は当時はMONZAというモデルは存在しなくて、地名の文字を見てそう呼ばれてただけなんじゃないか？」と思ったんですが、
このチェーンリングを見てその考えはあながち間違ってはないんじゃないかと思いました。

ま、こうやって考えてるのが楽しいので、いいです。間違っててもｗ


ビンテージイタリアブランドの特徴として、このようにカンパのパーツへの刻印があります。
クランク＆チェーンリング、ステム、シートピラー、ブレーキ本体＆レバー、そして中にはハブやディレイラーにまで入ってるのもありますね。
これは70年代～80年代半ば頃まで非常に多くのメーカーが行ってたようで、専門の刻印業者がいた程なんだそうです。
で、当然の如くほとんどが手彫り。
だからよく見ると、それぞれ微妙な曲がりや色付けのミスなんかがあるのがまた味わい。
手にしたチェーンリングにも色がはみ出してるとこがちゃんとありましたｗ

CASATIにもこんな刻印モデルがあるのは知ってたんですが、
こういうのって基本は記念モデルの少量生産なので、なかなか出回ってこないんですね。
すぐにでも使えるステムとシートピラーが欲しくてたまらないんですが、誰か持ってたら譲って下さい(笑)



ちなみに現在使ってるコンポはカンパベローチェ2012モデルです。
（ブレーキだけはどうしてもスケルトンが良かったのでアテナにしてます）
本当の理想は、フレームがある程度古いモデルなのでコンポも同じ時代の物が使いたい。
カンパで言えばCレコードやクローチェダウネとかが似合うし、何よりカッコイイ。

でもいくらカッコ良くても、自分の脚力ではノーマルクランクじゃとても山を登れまへん。
価格や入手性も勿論だけど、そんな理由で現行コンポを使ってるわけでして、その選択にはまあ納得してるんですよ。
見た目は最強に美しいCレコですが、使い辛さでは定評あるみたいだしｗ

で、どのみち理想ではないので、あえてアテナでなくベローチェを選んだのも一応自分なりの拘り。
でもこれは未だに後悔したり、やっぱり納得してみたりの繰り返しですｗ
クロームメッキされたチェーンリングや、エルゴの巻き上げレバーがシルバーなのを見るとやっぱアテナいいな～って思うんです。
まあ、それでもアテナに買い換える事はおそらくないですけどね。

もし将来コンポを変える事があるとすれば、例え使い辛くてもやはり当時のカンパにしてみたい。
そうすると必然的にノーマルクランクになるわけです。
そうなったら今までみたいに山に登れなくなるかも・・・それは困りますね・・・




・・・・





(゜∀゜)！！


そうか！もう一台買えばいいんだ！ｗ


いや、冗談です。
買わないですよ。しばらくは。

しばらくは・・・ね・・・



注）ノーマルクランクを使えるような脚力をつければいいという現実離れした選択肢なんてハナからございませんｗ


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