ひなたぼっこ

「まだ見ぬ素晴らしい景色」を求めて自転車で。

珠玉の丹後半島

2014-05-13 | Bicycle ride



山陰海岸ジオパーク

鳥取県、兵庫県、京都府にまたがるジオパーク。
鳥取と兵庫の海岸線は何度か走った事があったが、京都エリアの丹後半島は自転車ではまだであった。
常々走ってみたいと思ってたのだけど、ようやく実現する事が出来ました!

今回は車載で京丹後の夕陽ケ浦まで移動して、そこから丹後半島を一周する事にします。
さあ、いってみましょう♪

・・・ってサングラス忘れてて日差し強いのに裸眼で走る羽目になったとか、
ホイールをクリンチャーに変えてきたらセンサー付けるの忘れて、サイコンがただの時計と化したり・・・orz

ま、走るには問題ないから大丈夫!

夕日ケ浦から浜詰海岸を越えて、府道665線にて海岸線を進みます。
最初の景観ポイントは五色浜園地。



ここ遊歩道が下まであっていい釣りポイントなのか、いつ来ても多くの釣人を見かけます。


そこから最初の七竜峠を登ります。
この日のルートは最大標高差が200m程とたいした標高には登りませんが、リアス式海岸特有のアップダウンを繰り返すので、
地味~にけっこうな獲得標高を稼いでいきます。

けして楽な道ではありませんが、長い登りがないので気分的にはずっと楽だし、
アップダウンの繰り返しで楽しい&景色が素晴らしい!






うっひゃひゃー♪と走って、八丁浜シーサイドパーク沿いの南国気分の道を駆け抜けた後はR178号に合流。

鳴き砂の琴引浜を過ぎれば、お次の欠かせない景観ポイントの「立岩」。



周囲が約1kmにも及ぶ全国屈指の一枚岩柱状摂理の玄武岩の姿は圧巻でございます。



この立岩の近くまで歩いていく事が出来ますよ。近くで見るとさらに圧巻です。
凄いぞジオパーク!


立岩だけでは終わりません。次に待ち構えるポイントは「屏風岩」。



ちょっと写真が遠かったかな・・・
でも海も緑も眩しいくらいに綺麗っすなー!
道沿いに展望駐車場があるのですぐに分かります。
そしてここはなかなかの夕日スポットでもあるんですよ。

ハードディスクを漁ったら、去年の同じくらいの時期の出張の帰りに撮った写真がありました。



ね、なかなかでしょ。
屏風岩横の水田がまたいい雰囲気出してるんですよね~
しかも水田から屏風岩に向かって滝が流れてるんですよね。写真では分かりにくいですが。
見るなら田植えのこの時期が最高だと思います。



瀬戸内側の穏やかな海岸線も素晴らしいんですが、こちら日本海側の海岸線のいいとこって、



ずっと海沿いを走りながらにして、海岸線とまるで山岳コースの風景を交互に楽しめるとこなんですよ。
ま、その分登りはきついんですけど。

登りきって犬ケ崎トンネルを抜けると、今度は「丹後松島」が見えます。



楽しすぎるぞ~♪

一番奥に見えるのが丹後半島の先端である「経ケ岬」です。
あそこを目指して、そーれアップダウンアップダウン♪




経ケ岬へ。



到着♪



見渡す限りの海です!さすが先端。
そしてここではハヤブサ(バイクではなく鳥のほうね)が子育てをしてるらしいんですよね。
滅多に見る事が出来ない貴重な鳥。

なんとか写真に捕えてやりました!



ちさっ!!w

35mm換算で82.5mmの標準レンズではこれが限界です。
これをしっかり撮ろうと思ったらこんなバズーカが必要ですよ。



自転車で携帯は絶対無理!w というか高価すぎてまず買えません(*_*)
でも貴重な鳥を肉眼で見れたのはいい経験でした。豆粒みたいな点だったけど(笑)
アニマルフォトグラファーの門さんが一緒だったら大喜びだったでしょうね~


せっかくここに来たんだから、遊歩道を歩いて灯台まで行ってみましょう!
こんなのがサクッと出来るのがSPDシューズの利点です♪

    
    青空に映える白亜の灯台が美しい!

是非とも愛車を入れて写真撮りたいとこですが、担ぎで上がるには長過ぎます。
そして予想外に道も険しくて・・・



まだ幾らも使ってないのにウォーキングパッドが死亡orz
いくら歩きやすいとはいえ、GIRO REPUBLICはこんな道では使ってはいけませんw


178号に戻って南下。経ケ岬を境に、海が日本海から若狭湾に変わります。

トンネル抜けると・・・



絶景なり!!!



景観も素晴らしいんですが、断崖に沿うように続く道がまた素晴らしい!
これはテンションあがるっしょー♪♪

車もほとんど通りませんし、至極のワインディングロード。


ここなんて気分はモナコサーキットですよ♪


漁港飯で有名な蒲入港を過ぎると道路は内陸部へ。



新緑燃える中を、そーれアップダウンアップダウン♪



再び海岸線に出たら、道の駅「伊根舟屋の里」でお昼にしましょう。

海鮮丼をいただく。



魚は油がのっててとても美味しい! だが1,500円のプライスにしてはご飯の量がちと少なすぎるだろう・・・
60kmを走ってきたサイクリストには少し物足りませんでした。


しっかり休憩して、海岸線の道に下りていく。


伊根の舟屋



「the most beautiful villege in japan」

日本の美しい村連合に加盟している場所で、海側からも舟屋側からのどちらからも美しい景観は多くの映画のロケ地にもなりました。







船の収蔵庫であると共に住居の役割も持つ、伝統的な建造物です。
この舟屋の形態は江戸時代中期には既に存在していたようですよ。
国の重要伝統的建造物群保存地区の選定を受けていますが、漁村として認定されてるのは全国で唯一ここだけ。
日本ならではのこんな美しい場所がずっと残っていって欲しい。
残るってのは建物だけが残るんでなくて、住む人の生活が維持できるって事。
TPPだかアベノミクスだか知らんけど、そういう風にするのが政治の役割なんじゃないですかね。


伊根から海岸線の快走ロードを南下していきます。



天気ヨシ! 海きれい! しかも追い風! 最高!!



笠松ロープウェイ乗り場のとこで左折して、日本三景の一つである「天橋立」に向かいます。



ここって自転車で走れるんですね。
恥ずかしながら知らなかったんですが、ふじしんさんのブログで知る事が出来ました!
こうやってブログを通して日本のいいとこを日々教えて貰ってます。
微力ながら自分も誰かの役に立ててるのかも・・・と思うと、それもまた嬉し楽しです。

白砂青松を具現するかのごとく一帯に植えられた約8,000本の松の木。
一気に走り切ってしまうには勿体ない。



蕪村の松のとこの休憩小屋を使って面白い写真が撮れました。




渡りきったとこの知恩院の重要文化財を見たかったけど今回はやめておきました。

その代わりのソフトクリームを補給。味はまあ普通。




ソフトクリームを(^ω^)ペロペロしながらジェットボートを視姦します。かっけえ!



ガルウイングで見るからに速そうなこのボートはVOLVO製だとか。
後ろの赤い橋はぐるっと回転するギミック付き!かっけえ!!


天橋立ビューランドから日本三景の飛龍観を眺め・・・とも思いましたが、
ロープウェイでしか登れないってのがおもんないわー。
せっかく自転車でここに来たんなら、自転車で登ってこそ価値があるってもんでしょう。
という訳で今回はパスしときました。っていうか過去に見たことあるから一度行ったらいいよね。


さあ、では帰りましょう。
こっからのルートは丹後半島の真ん中を突っ切る府道53号線にて。



勾配もそんなにきつくないし、田植え最盛期の水田地帯でとっても気分いいです。
でも案外車が通るな・・と思ったら、よく考えたら丹後半島を移動するには海沿いの178号よりもこっちの方が近いですもんね。




今回のは海も山も堪能できるほんとにいいルートっすわ。
走りやすいとこ多いですし、鳥取にはない景色満載でめちゃ楽しかったです。


丹後半島を突っ切って再び日本海沿いの665号に戻ってきました。
八丁浜シーサイドパークで小休止。

    

    有明の月とパチリンコ♪


朝来た海岸沿いの道を走って最後の七竜峠を登る。
ヘコヘコ登ってると、ふと後ろに気配を感じて振り返るとサイクリストが迫ってきている!

抜かれたらなんか悔しいのでそこから踏ん張ってみたw



地元のクロモリ乗りさんでした。
そこからお話しながら夕日ケ浦までご一緒させていただきました。
一緒に走る人がいると売り切れてたと思ってた脚も案外回るもんです。
お陰で最後に頑張れました。ありがとうございました!


デポ地の夕日ケ浦まで帰ってきましたが、「夕日ヶ浦」って名前ですからね、

これは是非とも夕日を見て帰るべきでしょう!


日本の夕日百選の浜詰ビーチでその瞬間を待ってみましたが、



最後の一番いいとこに雲があって隠れちゃいましたorz


サイコンが動かなかったんで距離も獲得標高もこの時点では分からなかったですが、
帰ってルート引いてみたら距離123km、獲得標高1,834mと意外と登ってました。



けっこう疲れたけど、珠玉の丹後半島ライドは大変に素晴らしかったです!
是非ともまた走りたいルートが出来た。

鳥取から夕日ヶ浦まで約90kmと、大山に行くのとそう変わりません。
京丹後はけっこう遠いと思ってましたが、これなら思ったより気軽に来れますね。
今度は誰かを誘ってこようかな♪


長い記事になってしまったけど、最後まで読んでくれてありがとう!
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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (どりもぐ)
2014-05-13 23:42:09
いいですよね~丹後半島
単車では何度か走って周ったことあるんですが
チャリだとさらに楽しいでしょうねぇ
経ケ岬は私も単車用のブーツで歩いてひどい目にあいましたw
普通にしんどいし(;´Д`)
しかし、毎度ながらぐりおさんの行動力とルートチョイスのセンスには感服します
日帰りサイクリングのコースとしては最高のルートですね
流石に自走では無理ですけどw
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Unknown (とおりすがり)
2014-05-14 01:51:56
綾部から北には行ったことなかったんですが
こうなってましたか。
京都市内は交通事情がアレなのでいつもチャリ持って行きませんでしたが
今度からはなるべく積んでくかなと反省。。


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Unknown (じょにお)
2014-05-14 07:10:11
丹後半島の絶景、堪能させていただきました。
天気も良くて、走っていて気持ち良さそうなのがビンビン伝わって来ました。見どころ満載のコースのようですね。
ぐりおさんのコース設定はいつも本当に素晴らしいと思います。事前にかなり研究されて決められるんですか?
ちゃんと計画立てて、県外へもどんどん足を伸ばされていく行動力って、私も見習わないといけないですね。
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Unknown (マルヨン改)
2014-05-14 07:43:59
皆さんがこぞって絶賛しているとおり、にーさんのルートチョイスが絶妙すぐる件
僕ら地元で散々似たような山陰ジオパークの風景見てるはずなのにね、似て非なるとはまさにこの事
特にあの玄武岩や屏風岩がそそるですよねー何でだろ男の子ってああいう巨大なのとかドーンとかバーンっての大好きですよねw自然も人工物もwww本能ッスよねコレw
丹後半島釣りも込みで是非行きたいです
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待ってました。 (ふじしん)
2014-05-14 11:56:16
ゴールデンウィークで…と聞いていたので、少し首も伸びたでしょうか。(笑)
ジオパーク最高ですね。前半は私が見ていない絶景の数々、海鮮丼からソフトクリームは見た景色ですが、流石ぐりおさん目の付け所が違いますね。休憩小屋の写真なんかいいですね。素通りでした。(-_-) 残念。
笠松公園の展望台でバス停を見かけたので聞いてみましたが、道は有るので自転車でも登れる様です。是非次回チャレンジしてみてください。
今回は当ブログも紹介して下さり、ありがとうございました。
また行ってみたくなりました…と言うか、ぐりおさんのブログを見てから行った方が良かったかも。(^_^)
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Unknown (ろきそにん)
2014-05-14 21:47:09
圧巻の玄武岩!
一度見てみたかったんですよねー。鳥取から90kmほど車載して…なら、比較的気軽に行ける感じですね。
しかし、巨匠のルートチョイスはホントに素晴らしいッ!!
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Unknown ()
2014-05-15 00:17:55
ハヤブサ、ハヤブサ、ハヤブサ(●´ω`●)是非今度激写したたいものです!バズーカ持ってませんが…
綾部が嫁の実家ですので、ぐりおSCD(スーパーコースディレクター)のブログを参考にさせてもらいながらrideしてみようと思います♪
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>どりもぐさん (ぐりお)
2014-05-15 06:34:04
単車だと鳥取から舞鶴くらいまでは楽に巡れそうですね。
だけど同じ景色を見てもチャリの方が感動が大きいかと。
経ヶ岬の遊歩道は0.4kmってわりにはしんどいですよね。
ゼーハーいってましたw

どりもぐさんなら自走でも行けるんじゃないですか?
帰りは責任持てませんけどw
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>とおりすがりさん (ぐりお)
2014-05-15 06:36:43
京都に行くのに普通は丹後半島って通らないですもんね。
だからその分車が少なくていいですよ。
京都はロードで走るにはあまり適さないのかもしれませんが、
是非とも紅葉の時にゆっくりじっくり巡ってみたいですね~
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>じょにおさん (ぐりお)
2014-05-15 06:41:17
瀬戸内側の海もこちらでは見れない景色満載で楽しいんですが
京都エリアの山陰海岸は激楽しかったです。
見どころは多いですよー!
久しぶりにたくさん写真撮って、選定がとっても大変でしたw
そんなに研究ってほどの事はしないんですよ。
見たい場所や行きたいお店がまずありきで、それを中心に100kmくらいの道をルートラボで考えます。
今回は伊根の舟屋が見たかったのでこんなルートになりました。
あまり事前に調べない方が現地に行って沢山の発見があって楽しいんですよね。
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