シリーズでぐたぐたとお送りしてきた「カンパの組み換え」編。
いよいよ最終章でございます。
まずはハンドルにエルゴレバーを取付ましょう。
このハンドルセッティング・・・いつも悩みます。
マルハンの場合は下ハンの直線部分が地面と平行にセットするのがバランスがいいと思ってるので、
とりあえずエルゴのレバーの先端が下ハンの延長にくるようにセッティングしてみます。
でもテクニカルマニュアルによると、「エルゴのブラケット持ち手部分とハンドルが一直線になるように」と書かれてて、
下ハンを水平にするとこのように出来ないんですよね。
ま、これは実際に乗ってみて少しづつ変更していくようにしましょう。
ブラケットカバーをめくって、ハンドルにしっかりと固定します。
あ、バンドには↑印があるので、上下方向を間違えないようにしましょうね。
カバーが邪魔になってかなり作業しにくいですが、ボルトの穴をなめないようにしましょう。
ちなみに、この頃のはここは六角ネジですが、現行のT25トルクスネジに変更してます。
特に意味はありませんです、はい。
ハンドルを仮固定したら、次は前後のディレイラーをセットしていきます。
ここは前後ともボルトを一本締めたらOKなので、写真は割愛。
次はアウターケーブルをセットしていきます。
色々悩んだんですが、今回もケーブルはカンパ純正を使うことにしました。
基本的には見た目のバランスで長さを決めていいと思いますが、
ブレーキはハンドルを目一杯切っても無理が掛からない長さにしておくことを忘れてはいけません。
いきなり飛びますが、アウターがセットできました。
作業中に逐一写真撮って紹介してる方おられますが、それってとても難しくて自分には無理でしたorz
なんで、以後も所々ぶっ飛んでいきますがご理解をw
では、インナーケーブルをセットしていきます。
まずはブレーキから。
タイコが大きい方がブレーキケーブルです。
ブレーキレバーを握ったらワイヤーを通す穴が見えるので、そこに入れていきます。
アウターがきちんとセットされてると気持ちいいくらいにするすると入っていき、
ブレーキのとこに出てきたら仮固定。
リアも同様です。
その後、ブレーキレバーをグイグイと握って、一応初期伸びをとっておきました。
って、あれ? なんかおかしい・・・
左右逆の本国仕様になってました(´Д`)
慌ててやり直すorz
そして次はシフトケーブル。
一番開放側(小さなギアの方)にシフト操作すると、ワイヤーを通す穴が見えますのでそこに入れていきます。
ブレーキ同様、全部入ったらディレイラーに仮固定。
ブレーキとシフト共に、固着を防ぐ為に、ワイヤーのタイコ部にはうっすらグリスを塗っておきました。
これでワイヤーの仮付が完了です。
ここで、今回ちょっとこだわったポイントを。
まずはBB下部のところ。
通常ここにはプラスチックのケーブルガイドが付いてるのが多いとおもいますが、
自分のは溝があるだけで直にワイヤーをセットするんですよね。
BB下って泥を巻き上げたりするし、ここが多少抵抗になってるんじゃないかな・・・と気になってたんですよね。
なんで今回はライナーを取り付けてみました。
これで多少はスムーズになるはず。まあ気持ちの問題ですがw
そしてもう一点。
リアディレイラー部のアウターケーブル。
かなり長い期間、↓のようなのを探しつづけてました。
写真はBI CI CLASSICAさんから拝借。
ステンレスのスパイラルアウター。
ビンテージバイクの雰囲気を出す為にはこれが必要だ!と思ってもう頑張って捜してました。
で、ついに一本手に入れたんです!!
・・・でも昔のカンパ縦型ディレイラー用のなんで短くて使えませんでした(ノД`)
という訳で、それっぽいのを(笑)
遠目で見たら分かりません!w
で、いよいよ最後の部品、チェーンを取り付けます。
チェーンは現行ヴェローチェです。見た目に影響の少ない場所は節約w
でもそこは流石カンパ、これでもDURA-ACEのチェーンと値段が変わりません・・・
新品チェーンは防錆のオイルがたっぷり塗ってあるので、パーツクリーナーで落としておきます。
マニュアルに沿って長さを決め、今回は3コマ+ミッシングリンク分の合計3コマ半を切りました。
10速チェーンなら社外品の普通ので代用できますが、
11速チェーンの工具は専用品で、カンパ純正だと2万以上します。
自分が10速にこだわる理由の一つです(笑)
では、いよいよ最後にして最大の難関、ワイヤー調整を迎えるとしましょう!
焦ることはありません。
構造をじっくりと見ながらマニュアル通りにやっていけば、だんだんと仕組みが分かってきます。
トライ&エラーを繰り返していくと徐々に仕上がっていきました。
夢中になってやってたので写真はナシ!w
シフトの調整も前のヴェローチェよりも幾分やりやすかったです。
剛性が高いから・・・なんでしょうかね?
そしていよいよ・・・
出来たー!!
どうだ! 正直変わったとこが分からないだろう!w
ハンドル角度とレバーの位置が、やはりどうしてもまだしっくり来ないんですが・・・まあそれは追々と。
ぶらっと近所を廻ってみましたが、フィーリングは今回の方が全然いいです。
まだ調整不足ですが、きちんと調整出来れば楽しみですね。
自転車の組立。
やる前はどうしても分からない事が多くて躊躇してしまうんですが、
実際にやってみれば「じっくりやれば出来る」ってのが改めてよ~く分かりました。
トラブルがあった時に対処も出来るようになるし、
何より愛車を自分の手で弄れるってのはとても楽しいことだなと。
なんとか盆休みに入る前に仕上げる事が出来ました。
熱中症に注意しながら、リニューアルしたこいつと夏の景色を楽しみに出掛けたいと思います。
読んでくれてありがとう!
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いよいよ最終章でございます。
まずはハンドルにエルゴレバーを取付ましょう。
このハンドルセッティング・・・いつも悩みます。
マルハンの場合は下ハンの直線部分が地面と平行にセットするのがバランスがいいと思ってるので、
とりあえずエルゴのレバーの先端が下ハンの延長にくるようにセッティングしてみます。
でもテクニカルマニュアルによると、「エルゴのブラケット持ち手部分とハンドルが一直線になるように」と書かれてて、
下ハンを水平にするとこのように出来ないんですよね。
ま、これは実際に乗ってみて少しづつ変更していくようにしましょう。
ブラケットカバーをめくって、ハンドルにしっかりと固定します。
あ、バンドには↑印があるので、上下方向を間違えないようにしましょうね。
カバーが邪魔になってかなり作業しにくいですが、ボルトの穴をなめないようにしましょう。
ちなみに、この頃のはここは六角ネジですが、現行のT25トルクスネジに変更してます。
特に意味はありませんです、はい。
ハンドルを仮固定したら、次は前後のディレイラーをセットしていきます。
ここは前後ともボルトを一本締めたらOKなので、写真は割愛。
次はアウターケーブルをセットしていきます。
色々悩んだんですが、今回もケーブルはカンパ純正を使うことにしました。
基本的には見た目のバランスで長さを決めていいと思いますが、
ブレーキはハンドルを目一杯切っても無理が掛からない長さにしておくことを忘れてはいけません。
いきなり飛びますが、アウターがセットできました。
作業中に逐一写真撮って紹介してる方おられますが、それってとても難しくて自分には無理でしたorz
なんで、以後も所々ぶっ飛んでいきますがご理解をw
では、インナーケーブルをセットしていきます。
まずはブレーキから。
タイコが大きい方がブレーキケーブルです。
ブレーキレバーを握ったらワイヤーを通す穴が見えるので、そこに入れていきます。
アウターがきちんとセットされてると気持ちいいくらいにするすると入っていき、
ブレーキのとこに出てきたら仮固定。
リアも同様です。
その後、ブレーキレバーをグイグイと握って、一応初期伸びをとっておきました。
って、あれ? なんかおかしい・・・
左右逆の本国仕様になってました(´Д`)
慌ててやり直すorz
そして次はシフトケーブル。
一番開放側(小さなギアの方)にシフト操作すると、ワイヤーを通す穴が見えますのでそこに入れていきます。
ブレーキ同様、全部入ったらディレイラーに仮固定。
ブレーキとシフト共に、固着を防ぐ為に、ワイヤーのタイコ部にはうっすらグリスを塗っておきました。
これでワイヤーの仮付が完了です。
ここで、今回ちょっとこだわったポイントを。
まずはBB下部のところ。
通常ここにはプラスチックのケーブルガイドが付いてるのが多いとおもいますが、
自分のは溝があるだけで直にワイヤーをセットするんですよね。
BB下って泥を巻き上げたりするし、ここが多少抵抗になってるんじゃないかな・・・と気になってたんですよね。
なんで今回はライナーを取り付けてみました。
これで多少はスムーズになるはず。まあ気持ちの問題ですがw
そしてもう一点。
リアディレイラー部のアウターケーブル。
かなり長い期間、↓のようなのを探しつづけてました。
写真はBI CI CLASSICAさんから拝借。
ステンレスのスパイラルアウター。
ビンテージバイクの雰囲気を出す為にはこれが必要だ!と思ってもう頑張って捜してました。
で、ついに一本手に入れたんです!!
・・・でも昔のカンパ縦型ディレイラー用のなんで短くて使えませんでした(ノД`)
という訳で、それっぽいのを(笑)
遠目で見たら分かりません!w
で、いよいよ最後の部品、チェーンを取り付けます。
チェーンは現行ヴェローチェです。見た目に影響の少ない場所は節約w
でもそこは流石カンパ、これでもDURA-ACEのチェーンと値段が変わりません・・・
新品チェーンは防錆のオイルがたっぷり塗ってあるので、パーツクリーナーで落としておきます。
マニュアルに沿って長さを決め、今回は3コマ+ミッシングリンク分の合計3コマ半を切りました。
10速チェーンなら社外品の普通ので代用できますが、
11速チェーンの工具は専用品で、カンパ純正だと2万以上します。
自分が10速にこだわる理由の一つです(笑)
では、いよいよ最後にして最大の難関、ワイヤー調整を迎えるとしましょう!
焦ることはありません。
構造をじっくりと見ながらマニュアル通りにやっていけば、だんだんと仕組みが分かってきます。
トライ&エラーを繰り返していくと徐々に仕上がっていきました。
夢中になってやってたので写真はナシ!w
シフトの調整も前のヴェローチェよりも幾分やりやすかったです。
剛性が高いから・・・なんでしょうかね?
そしていよいよ・・・
出来たー!!
どうだ! 正直変わったとこが分からないだろう!w
ハンドル角度とレバーの位置が、やはりどうしてもまだしっくり来ないんですが・・・まあそれは追々と。
ぶらっと近所を廻ってみましたが、フィーリングは今回の方が全然いいです。
まだ調整不足ですが、きちんと調整出来れば楽しみですね。
自転車の組立。
やる前はどうしても分からない事が多くて躊躇してしまうんですが、
実際にやってみれば「じっくりやれば出来る」ってのが改めてよ~く分かりました。
トラブルがあった時に対処も出来るようになるし、
何より愛車を自分の手で弄れるってのはとても楽しいことだなと。
なんとか盆休みに入る前に仕上げる事が出来ました。
熱中症に注意しながら、リニューアルしたこいつと夏の景色を楽しみに出掛けたいと思います。
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