![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/3d/63270cabfd4d64f4580f6a6ed9b4390b.jpg)
凄い事が起こりました。
愛車CASATIの後ろに立っている白人の方・・・
なんとCASATI三代目当主 マッシモ・カザーティ氏 と ラウラ夫人です!
けして合成写真ではありません(笑)
きっかけは今年の6月に、岡山に訪れたついでにヒラガサイクルさんにお邪魔した事でした。
(その時の記事がこちら)
ヒラガサイクルさんのお客様がたまたまこの記事を見つけてくれて、
店主がわざわざコメント&メールを送ってくれたんですね。
サイクルモードの為に来日するマッシモ氏が翌日には当店に来られるので、自転車持ってこられませんかと。
その文面を見た時は本当にビックリしました。
段々と分かってきたとはいえ、まだまだ謎が多い自分のフレーム。
頑張って調べていってもなかなか答えにたどり着けない。
マッシモ氏にお会いできれば、その謎が解けるんじゃないか?
というか、そうでもしないとずっと分からないかもしれない。
そう思ったら行かずにはいられないでしょう。仕事なんかほっといてw
あいにくの天気と渋滞に巻き込まれ、予定時間より少し遅れてしまいましたが、
マッシモ氏はまだ見えられてないようで一安心。
お店に入ると新たなCASATIフレームが置いてありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/26/46e362e548ecdb0a4fc0bf144271f794.jpg)
Campionnissimo
CASATIスチールフレームの最上級モデルです!
実物を初めてみましたが、もうこれ芸術品ですね。
しっとりと深みのある美しい塗装と凝った造形のラグ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/d4/3092b605a923aaa267b76c5bfee2824a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/c5/cb71e001ad291b03f0d69f5095f67566.jpg)
ロゴ部の金色の縁取り、これ凄く手間がかかるみたいですよ。
オリジナルデザインとは少し変えてあって、そんなのが出来るのもハンドメイドならではですね。
見てるだけでヨダレが出そうなこのフレーム、ヒラガサイクル店長さんの物で、二日前に届いたばかりのホヤホヤだそうです。
自分の他にCASATIオーナーさんが一人おられまして、その方は53×11とVINCIの2台所有されてて持ち込まれてました。羨ましい!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/b8/ff1b7f60e2edab15abbc78d321f7fc8d.jpg)
これは 53×11 カンパ レコード組 カッコイイ!
それぞれの自転車を眺めながらあーだこーだ言い合ってると、ついにマッシモ氏が到着!
ciao!と笑顔で入ってこられましたw
さすがイタリア人、とっても陽気ですw
ラウラ夫人が自分のバイクを見てすぐに「これ私の父が塗装してるね!」と言われると、
続いてマッシモ氏が「ああ、この頃のは親父が作ったのだ」と言われます!
あんなに苦労して調べてたのに、一瞬で正体が分かりましたw
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/74/3fa80bb009ef2ec8c781f1a9883a58fc.jpg)
お二人が手にしてるのは、ANAの機内誌「翼の王国」
約二年前の物で、イタリアのcicli(工房)の特集記事が掲載されており、CASATIが一番最初に紹介されてます。
写真に写ってる自転車はCASATI創立70周年を記念して作成された特別モデル。
この緑色と黒の塗装、自分のと同じ色なんですね!
一部しか写ってないので断言は出来ないのですが、デザインは違うといえ、緑と黒の配色が同じ兄弟のようなフレームです。
それだけで嬉しくなってくる!
製造年は20年くらい前だと即答されましたので、ブログのコメントで頂いた93~94年というので間違いないようです。
先代のジャンニ氏が制作し、ラウラ夫人のお父様が塗装を手掛けた正真正銘の本物(当たり前かw)
ラウラ父は現在もCASATIの塗装を手掛ける塗装職人ですが、ただの塗装職人ではありません!
なんと2009年のダンスチャンピオン!
(2013年ニューモデルも踊りながら塗ったとか塗らなかったとか…w)
↓↓のブログにその証拠が書かれてます。
http://love.ap.teacup.com/steelbikes/223.html
前日、前々日の記事もCASATIについて書いてありますが、これかなり興味深い記事ですよ。
CASATIがほんとに家族で作ってるというのがよくわかります。
他にもイタリアの他メーカーの塗装もCASATIがやってるなんて衝撃情報が載ってたり・・・w
そして気になってたモデル名についても、これはMONZAであってますか?と聞いてみました。
マッシモ氏曰く、「この頃はモデル名とか無いんだ(無いのが多い?)
だから「CASATIのバイク」それがモデル名だよ」と。
これも驚きでした。
そして、これを聞いてある仮説が浮かびました。
CASATIはトップチューブにモデル名が入ってる事が多い(というかそれが一般的)のですが、
比較的新しいMONZAにはそう書いてあるのもありますが、
ある程度古いモデルになると、MONZAと書いてあるのが見られないんですよね。
初代のピエトロ・カザーティの時代から、CASATIのマークにはMONZAと入ってます。
それはあくまで「MONZAにあるCASATI」という意味でそう記されてるんですよね。
で、マッシモ氏の言われた事と当てはめて考えてみると、
もしかしたら本当はMONZAというモデルは当時は存在しなくて、CASATI MONZAと書いてあるのを見て勝手にそう呼んでたんじゃないかと。
で、後に正式にMONZAというモデルが誕生したと。
勝手にそう思ってるだけなので間違ってるかもしれませんけど(笑)
他にもCASATIの工房はフェラーリの工場のすぐ近くだとか色々聞けたんですけど、全部を書くと長くなりすぎるのでこの辺でやめておきますw
色々質問して話した後は、マッシモ氏に直接サイジングしてもらいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/47/65291cdb219f5aed83d4ca0d2e49b47a.jpg)
けしてやっつけ仕事ではなく、細かい事も色々話しながら進めていきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/8b/c01bec95197edf798d51f8e31eb9dce4.jpg)
マッシモ氏の右におられるのは叔父のエリッツォさん。
この方はひときわ陽気で、ずーっと機関銃のように喋ってましたw
通訳は一人しかいなかったので、当然全員の会話を訳せるわけもなく、翻訳本を見ながら会話してもほとんど通じませんw
でもなんかお互いに自然と笑いが込み上げてくるんですよね。
言葉は通じなくてもすごく楽しかったです。
そしてみんなでサイン攻め
勿論自分も沢山して頂きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/54/36c38c0c7701327060d3258f90d8114a.jpg)
ジャージとNEWカタログに、そしてサイン入りCASATIボトルも頂いてしまいました!
このボトルは、ヒラガサイクルさんが自分達の為にわざわざ用意してくれたんですよ。
本当に感激です!
そしてそして、愛機にもサインしてもらっちゃいました!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/38/dad8cfe31660b12dc2beb6860847a3e3.jpg)
特別仕様になったみたいでカッコイイ!!
さらにさらに・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/4d/1667e63472b5c055d609c1baa05c5862.jpg)
マッシモ氏がまたがってくれて!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/44/bbabe1048dd80012bcc89dd08fc8f712.jpg)
走る!!wwwww
流石に似合うな~
最後は全員で記念撮影。
と終始大盛り上りで楽しい時間でした。
ヒラガサイクルさん、本当にありがとうございました。
お店でバイクを購入したお客でもないのに、しかもただ1回お店にお邪魔して話ただけのそんな自分に
わざわざ声を掛けていただいて、あんなに色々お世話になった上にボトルまでいただいてしまって・・・
おかげで本当に忘れられない一生の思い出が出来ました!
自分のCASATIの知らなかった事もようやく知る事が出来たし、ますますCASATIファンになりました!
こんな機会を設けて頂いた事、心から感謝申し上げます。
Campionnissimoも楽しみですね!
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