メインバイク CASATI ellisse COLOMBUS SLX
幸運にも手にする事が出来た憧れのCASATIなんですが、
色んなとこに走りに行っても、同じCASATIオーナーを見かけることはまずありません。
勿論、全国にはたくさんのオーナーがおられるとは思いますが、他と比べてとても少ない事は確かです。
CASATIは一般的にはクラシカルなスチールフレームのイメージが強いかもしれませんが、
実はラインナップの半分以上は戦闘的なカーボンフレームであり、
新しい素材や独自の形を常に追求してる気鋭なブランドです。
だから自分みたいに昔ながらのホリゾンタルなクロモリラグドフレームを求める人だけでなくて、
レースなどの決戦用にも使えるバイクを求める人の要求にも十分に答えてくれます。
実際、イタリアのU23のチームには、ずっとマシンを供給していて、そこで得たノウハウをフィードバックしていますしね。
なのに何故乗ってる人が少ないかって言えば、それはひとえに「扱ってる店が少ないから」ってのに尽きる。
だからオーナー同士の情報交換の場も少なく、他と比べて情報が不足してるのは事実です。
まして、自分のように現行モデルではないようなのになりますと、ほとんど無いって状態。
暇が出来れば、ネットサーフィンしまくって情報収集してますが、
求める情報にはほとんど辿り着けてません。
日本語じゃないと読めないしw
で、今日所要により岡山に行く事になりまして、ついでにヒラガサイクルというお店にお邪魔してきました。
ここは数少ないCASATIを扱っておられるお店です。
扱ってるお店なら、知らない事を何かしら聞けるかもしれないと思ったのです。
お店に入ると正面にCASATI発見
これは「53×11」というモデル。
その名の通り、「53×11のギアを踏め!」というメッセージが込められたピュアレーシングモデルです。
リアのステーがエロくてカッコイイですね~
でも自分の脚力では、このフレームの性能を使い切るのは無理だろうな・・・
残念ながら置いてあるCASATIはこれだけでしたが、店員さんとお話する事が出来て、色々と聞くことが出来ました。
現在CASATIの日本代理店はACTIONSPORTSさんだけでして、
そこが全国のCASATIを扱うお店に卸している状態です。
そのACTIONSPORTSが扱うようになったのは5年くらい前からで、その前に何回か代理店が変わってきたようです。
しかも、ACTIONSPORTSが扱う前に何年もの間途切れてしまった期間があると。
要は、何年かの間は日本代理店が無かったので、直接イタリアに買い付けに行く以外は全く入ってこなかったのですね。
しかも、あまり良くないお店が代理店をしていた時があって、
安いエントリーフレームを向こうから仕入れて、日本で高級バイクとして売った時期があり、
CASATIがあまりいい評価をされなくて、残念ながら当時は普及しなかった、という過去があったんだそうです。
これを説明してくれた店員さんも、スチールフレームが昔から好きみたいで、
「現在のACTIONSPORTSさんは、CASATIの価値をきちんと評価して扱ってくれてるから僕もうれしいです。」と言われていました。
とまあ、そんな過去があり、当時のCASATIの情報はなかなか無いんですよって言われてましたね。
だから自分が持ってるのはとても貴重な物だし、大事にしてあげて下さいと言っていただきました。
他にも、CASATIは1920年に創業して、その歴史は90年を超えるんですが、
多くのブランドが台湾などへ生産委託をして行く中、今もなお完全イタリアメイドを貫いてます。
冒頭にも書いたように、U23のチームにマシンを供給しているんですが、
ツールなどのチームからもずっと供給の依頼があるんだそうです。
でも、それをすると今の完全イタリアメイド(しかもCASATIは昔からずっと基本的に家族経営)が実現出来なくなってしまう、
(要は人手が足りなくなって、量産フレームなどは外部委託しなければならなくなるって事らしい)
から、その要求を断り続けてるんだってのを教えてもらいました。
商売でやってるのだから、利益はより多くなった方がいいに決まってる。
だから多くのメーカーは生産拠点をアジアに移し、安価で量産する事によって会社を大きくしていってます。
中国は別としても、今や台湾の製造技術は相当高いし、それ事態は否定すべきでない。
それでもイタリアで作るのにこだわり、自分達の手で全てを作りたいという姿勢は大いに評価すべき事です。
このヒラガサイクルさんは小さなお店でしたが、こだわりを持った素敵なお店でしたよ。
他にも置いてあったのを一部紹介しときます。
トマジーニ SINTESI
BSでやってる「火野正平の心旅」で火野正平さんが載ってるのがこれの白ですね。
テレビの影響ってやはり大きいみたいで、「火野さんの自転車」って問い合わせが結構多いみたいです。
トマジーニもカッコイイっすね~
あと、すごくレアなフレームが飾ってありました。
なんとCOLNAGOのチタンフレーム!
ダウンチューブがダブルパイプで、これはヤバイ!
新品の値段考えただけで頭がクラクラしそうですw
そして戦利品
MAVICボトル と TOMMASINIボトル
実はMAVICボトルは捜してたんですが、なかなか無かったんですよね。ラッキーでした。
ツール缶として使おうかな~♪
TOMMASINI バーエンドキャップ
CASATIのがあれば最高でしたが、とりあえず4個だけ置いてあったので買い占めましたw
2011&2012のCASATIカタログ
2011は日本語版、2012は本国版です。これは頂きました。
2006のもあってそれを見ながら色々説明してくれたんですが、残念ながらそれは一部しかないみたいで貰えませんでした。
本当は自分のellisseの頃にはどんなラインナップがあったのかってのを知りたかったんですが、
ネットで検索しても得られなかった「生の声」
非常に有意義な時間でした。
ショップ巡りも楽しいね♪
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P.S~
6月17日にヒラガサイクルさんで、CASATIとTOMMASINIの試乗会があるそうです。
残念ながら自分は仕事で行けれませんが、中々無い機会ですし、興味がある方は足を運んでみてはどうでしょうか?
それにあまり見かけた記憶もありません。
ブログなどネットで呼び掛けると結構オーナーから連絡とか来るかもしれないですね。
私も先日ショップめぐりしましたが楽しかったです。
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そこの店員でもCASATIの事は知らなかったって言ってました。
普及の前の知られるレベルでも代理店の存在ってすごく大きいんですね。
オーナーさんのブログにも呼びかけていってみようと思います。
写真の53×11はちょっとびっくりしましたw
アグレッシヴなデザインですねー
私は写真を多く撮るのでそれを見るとある程度思い出せます。
ただそれを整理しチョイスするのが面倒なんですけどね(笑)
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この53×11よりも上位機種が二つありまして、
中でもmarte(マート)ってのはもっとアグレッシブです。
なんとトップチューブに穴開いちゃってますからねw
価格もフレームセットで60万オーバーと相当アグレッシブですが・・・w
多い時は200枚以上撮ってますしね。
その中から選別して、リサイズして、文章を考えながらまた足していって・・・
ってやってるとものすごーく時間がかかります。
tac-phenさんのように毎日更新とかとても無理ですわ・・・
毎日更新されてる方はほんと尊敬しますよ。
カーボン全盛の今でも、やっぱり良いと言ってくれる人多いですよね。さらに気に入ってます。
今度買う時も黒森かな。
最近ハンドルをオバーサイズにアップデートしました。
しかし似合うかどうかは微妙です。
ようなくCASATIオーナーさんからコメントきて小躍りしてしまいましたw
CASATI、日に日に気に入ってます。
派手さはないのですが、しっかり感と滅多な事では他と被らない良さがありますよね。
勿論それだけではないですけど。
色々と調べてるところなのですが、いかんせん情報が少なくて大変苦労しています。
同じフレームをお持ちとのことですので、良ければもう少しお話させていただく事は可能でしょうか?
カタログを見てみると確かに今のcasatiには無い特徴ですね。
ところでこのフレームはエリーゼと言われてたんですが、田中さまのはエリーゼですか?
実は最近これはエリーゼではなくモンツァなのではないか・・・と思い始めてるんです・・・
もし良ければもう少しお聞きしたい事がありますので、手の空いた時で結構ですので
griko54@mail.goo.ne.jpまでメールいただけないでしょうか?
よろしくお願いします。
あ、迷惑だったら遠慮なく無視して下さい。