くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

ジャスミン(コタキナバルのスパ)

2009-05-09 07:53:32 |  スパ
ワリサン・スクエアの、ジャスミン・ヒーリング・セラピー(jasmine Healing therapies)で、KK街スパ、というか、ショッピングセンタースパを初体験。

ワリサンには多くのスパやマッサージ屋がある。ワリサンを一周したら、「マッサージ~」という呼び込みに4、5件は会うんじゃないかと思うけれど、こちらは呼び込みに会わなかったのがよくて、チェックしにいってみた。

ジャスミンは、ワリサンの2階(日本でいうところの3階)にある。アピアピセンター側のブロックで、海側の通り寄りの、狭い階段を3階まであがったすぐ横にひっそりとあった。グランドフロアにバナーが出ているだけで、容易に見過ごしてしまいそうだ。

店内に入ると、店名のとおり、ジャスミンのアロマが心地よい。ちょうど日本人カップルが、「きのうも来たなんて、よく覚えてるな。」と言いながら出て来るのとすれ違った。連日来店とは、きっとこの店のサービスに満足だったからだろう。レセプションの女の子も感じよく対応してくれ、値段も手ごろだったので、ジャスミンのトリートメントをためしてみることにした。マッサージとハニースクラブで250リンギットのメニューを選び、翌日の20時を予約した。

さて。
マンタナニからの帰りが遅れたしわ寄せで、スパの予約時刻に遅刻した。着いたときには、ずいぶんたくさんの靴が入り口に並んでいたから、けっこう繁盛しているのかもしれない。ロッカーもウェルカムドリンクもカウンセリングもなにもなく、即、トリートメントルームに通される。
トリートメントルームは、個室にはなっておらず、カーテンで仕切られているだけ。まずこれにうろたえる。今まで、壁がなかったスパに行ったことがないので、びっくりだ。ショッピング・センターのスペースだと、こんなもんなのかな。
それにスパというと、ふつうはバティークなどがひかれた施術台があって、うつ伏せになったときには、お花が入ったボールが顔の下に来るのが定番だが、台にはなっておらず、ベッドマットが床にでーんと置いてあるだけだ。
廊下をはさんで、片側、それぞれ5人分くらいのマットが置いてあるのだと思う。お客の施術中のところだけカーテンが閉められ、空いているところは全開だったので、けっこう見渡せてしまった。
さらに、普通は使い捨て紙パンツに、パレオや甚平のような着物に着替えるが、ここは、ペチコートパンツみたいなもの一枚だけ。これは絶対、洗濯しての使いまわしだ。えっ、紙パンツじゃないの?衛生的にどーなのよ、と、またうろたえる。着替えも、カーテンがやわにクリップで止められただけなので、すきまから外がよく見えるし、誰も通らないんだけれど、トップレスで待つっていうのにもうろたえる。セラピストはすぐに来てはくれたが。

スクラブは、パパイヤの香りが勝って、ハニーなアロマはなかったが、あのペットリ感は間違いなくハニーだ。けっこう丁寧。スクラブ後は、その場でお湯をひたしたスポンジでスクラブをぬぐってくれるだけで、シャワーで洗い流さない。これにもうろたえる。

そのあとのマッサージは、隣のベッドマットに移動。たぶん、スクラブで汚れたからだろう。オリジナルのメニューでは、ストーンマッサージで、アロマオイルなしのドライマッサージになっていたが、前日、予約をしたときに、私がアロママッサージがよいと言ったら、ストーンマッサージからアロママッサージに変えると言われていた。

アロマオイルはヴァージンココナッツオイルしかないが、ココフェチなので、むしろ歓迎。でも、マッサージのはじめにストーンを背中に並べられてしまった。あれれ?とここでまたうろたえ、主張しようかと思うが、石からじんわり広がる熱が心地よいので、これも悪くないなとそのままにすることに。ところがマッサージがはじまるとオイルもありだった。ときどきお菓子のような香りがしてきたが、店内に漂うジャスミンの香りと、先のパパイヤの香りに押されていた。マッサージは、たぶんタイ式。プレッシャーも強く、なかなかきくのだけれど、枕にうつ伏せで顔をのせていると、どうもしっくりする角度がなく首が痛い。首から下は超リラックスしているのに、首の違和感に悩む。うんうん、といろいろ位置を変えてもダメ。そのわりには、いつの間にか意識がとんだ。セラピストさんに、終了を告げられて目が覚めた。ということは、マッサージがとても気持ちよかったのだろう。最後になってぬるいお茶が出てきた。

閉店は23時らしいが、私が着替えてレセプションのところに戻った頃には、もうスタッフしか残っていなかった。そういえば、私のトリートメントがはじまって少したった頃に、カーテンごしにあちこちから「カムサハムニダ」が聞こえてきていたな。スタッフはみんな荷物をかかえて、店をクローズできるのを今かと待っていた。なんだかなあ。みんな、感じはいいのだけれど・・・。

22時半すぎに店を出て、エレベーターを待つほどでもないから、階段をおりる。グランドフロアーにある、Big Apple Donutで、スタッフの女の子二人がレジを閉めていた以外は、どこも閉店後で人気がない。あとは、セキュリティがパイプいすにだらしなくすわっているのが見えただけだった。すたすたと出口にゆくと、自動ドアが開かない。さっきのセキュリティの男のところへゆき、開けてくれぃ、と頼んだ。出口へ戻ると、同じく閉じ込められたローカルの男の子が二人いて、うろたえていた。セキュリティは、自動ドアにつっかえ棒がしてあるのをはずし、鍵を開け、出してくれた。

人も車も少ないKKの夜。KKでは信号のないところで横断するのは日常茶飯事だが、この時間は横断も容易だ。スクラブでややべとべとしながら、KKの夜道を歩いて帰った。KKの夜の温度感って、適温でとっても好きだ。



☆後日談☆
マッサージ直後のシャワーは避けるように、とよく言われるので、この日はべとべとを我慢して、シャワーは浴びなかった。翌朝、シャワーを浴びて、角質が、見事に落ちているのに気がついた。スクラブの効果絶大。うろたえることは多かったが、マッサージもきいたし、結果オーライってやつだった。技術はよかったのに、設備が残念でならない。安くて場所も便利なので、KKでのじゃらんじゃらん中に、フットやショルダーマッサージにちょっと寄ってみる、という使い方がおすすめの店のように思う。脱がないと受けられないようなサービスは、細かいことを気にしない人以外にはおすすめできない。


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