経営戦略コンサルの洞窟

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一応ジェネリック

2010-02-27 12:46:51 | Weblog
ニュースから

【第一三共】国内でジェネリック医薬品市場参入‐4月に新会社設立し秋に販売開始へ
薬事日報

先発品会社は将来ジェネリックが普及してしまった時のために、まずノウハウでもためようか、というところだろう。本気でそこで儲けようとは短中期的には考えていないだろう。

政府の中途半端な政策のために余計や業界コストが掛かっている。今までジェネリック普及を進めて置きながら、結局普及が思ったように進めず、今後は先発品の特許前の薬価を高く保って、特許切れ後に大幅に薬価を下げる方向へ進もうとしている。それならジェネリックなんていらないんだけど、今更そんなことを言えない。だから今まで通りジェネリックの普及も同時に進めるという中途半端な状況になっている。

こんなことだから先発品のメーカーの中には政府リスクを考えて両方に対応しようとするところが出てきて、無駄な事業費が生まれることになる。回りまわって医療費削減が進まなくなる。

せめて特許が切れたら、価格上限を決めて自由に価格設定して良いことにすれば、健全な競争環境が生まれて、先発品も後発品メーカーも会社の力で勝負できるようになるんじゃないだろうか。現状では価格が政府が決めて、なんだかよく分からないことになってしまう。


先発品会社が後発品事業を展開するときは、先発品事業をほぼ経験していない人がやる必要があるだろう。高級品を作っていた人のメンタリティーでは後発品は作れない。第一三共20人でスタートとしているが、これから拡大するのならば他の日本のジェネリックメーカーを買収する方が好ましいと思われる。様子見なので当分買収はないと思うが。

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1 コメント

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治しましょうね (健康)
2010-03-13 14:59:10
このサイトを新聞で知りました。
素人に判りやすいジェネリック医薬品の検索サイトです。
普通、薬局で沢山の薬をもらいますが、今TVでしているジェネリック医薬品に簡単に変更することが出来なくてムダな出費を繰り返していました。

http://atkarada.jp/generic

でもこのサイトは沢山の薬を入力するだけで適合するジェネリックに紐付けてくれるんです。そして結果を携帯メールに転送ができます。
かかり付けの医者や薬剤師にその画面を見せるだけで安い薬に交換してくれます。
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